「トイレの水漏れの原因を知りたい」
「トイレの水漏れについて、適切な対処法や手順を知りたい」
家庭のトイレまわりのトラブルに遭遇した方の中には、このような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
トイレの水漏れは、放置しておくと床が水浸しになったり、トイレ本体の劣化の加速に繋がります。
そこで今回は、トイレの水漏れの原因や対処法、実際に水漏れに遭遇した際の適切な手順についてご紹介します。
本記事のポイント
・トイレの水漏れの原因がわかる
・トイレの水漏れへの対処方法がわかる
また、熊本水道サービスでは、トイレなどの水まわりのトラブルから、水道の複雑な工事まで、幅広いサポートを行っています。
熊本県内で水まわりのトラブルに遭遇した方は、ぜひお気軽にお問い合わせください!
トイレの水漏れの原因と対処法
まずはじめに、トイレの水漏れが発生した際に考えられる原因について、以下の6つに分けてご紹介します。
トイレの水漏れの原因
1, トイレタンク
2, パッキンやナット
3, 給水管
4, 洗浄ノズル
5, 便器本体
6, 便器と床の間
① トイレタンク
トイレの水漏れが発生している際に考えられる原因の1つ目は「トイレタンクの不具合や劣化」です。
トイレタンクとは、トイレに着座した際の背面に置かれているタンクのことを指し、タンク内にはトイレで使用する水が貯められています。
しかし、このトイレタンクがヒビ割れで破損してしまっていたり、内部の部品の故障などで必要以上に水が貯まるようになってしまっていると、タンクから水漏れが発生します。
トイレタンク内では、浮き玉やフロートバルブ、オーバーフロー管といった、水に浸り続ける部品がいくつも使用されているため、長年の使用による劣化も十分に考えられます。
また、タンクの外には水が漏れていなくても、便器の内側でチョロチョロと水が流れ続けている場合なども、タンク付近の部品などが破損している可能性が高いと言えます。
明確な原因や不具合が起こっている部分が分かれば、ホームセンターなどで部品を購入して修理することも可能ですが、具体的な原因や対象法が分からない場合は、水道業者に確認を依頼する必要があるでしょう。
② 給水管
2つ目は「給水管のトラブル」です。
給水管とは、水道からトイレタンクに水を運ぶ管のことを指し、通常トイレの側面に設置されています。
文字通り水をトイレタンクに供給する給水管が破損、または劣化している場合は、管から水漏れが発生している可能性があります。
給水管の破損や劣化は、水道業者による修理が必要なので、確認が取れ次第すぐに問い合わせる必要があるでしょう。
また、トイレから水漏れが発生した際に取るべき行動については、後ほど改めて解説するので、それらの手順に従って対処することが重要です。
③ パッキンやナット
3つ目は「パッキンやナットの不具合」です。
パッキンやナットとは、給水管とトイレタンクの接続部分に取り付けられている部品であり、これらが正常に取り付けられていなかったり、劣化していたりすると、水漏れが発生します。
パッキンやナットは、トイレタンクの外側に取り付けられているため、これらの接続部分から徐々に水が漏れている場合は、部品の交換が必要となります。
また、トイレのパッキンが原因の水漏れについては、「【パッキンが原因?】トイレの水漏れの対処法や交換手順をご紹介!」にてより詳しく解説しているので、気になる方はぜひこちらもご覧ください!
④ 洗浄ノズル
4つ目は「洗浄ノズルの故障」です。
洗浄ノズルが故障すると、ノズルから出る水が止まらなくなるなどの事態が発生し、最悪の場合水が吹き出し続けるような状態になってしまいます。
洗浄ノズルの寿命は、トイレタンクや便器などと比較しても比較的短い傾向にあり、一般的には10年程度と言われています。
使用頻度やメーカーにもよりますが、日常的かつ長期間使用している場合は、洗浄ノズル自体を交換する必要があるかもしれません。
⑤ 便器本体
5つ目は「便器本体」です。
トイレタンク同様に、便器本体にヒビ割れなどがある場合は、その箇所から水が漏れてしまっている可能性があります。
多くのトイレの便器は、陶器で作られていることが多く、外部からの強い衝撃などが加わると簡単に割れてしまう可能性があります。
小さなひび割れであれば、陶器修理用の接着剤を使い自身で修理することも可能ですが、特に重さの負荷がかかるような場所である場合は、すぐに悪化してしまうケースもあります。
水漏れが比較的激しいと判断した場合は、すぐに水道業者に依頼することをオススメします。
また、便器内部の水漏れについては「【便器内の水漏れ】トイレの水漏れの原因や対処法を徹底解説!」にてより詳しく解説しているので、気になる方はぜひこちらもご覧ください!
⑥ 便器と床の間
6つ目は「便器と床の間から漏れる水」です。
トイレ自体の設置不良や設置部分の部品の劣化によって便器と床の間から水が漏れてしまうこともあります。
トイレと床の間では、床フランジや排水ソケット、粘土質のパテといった部品が使用されており、これらの部品やパーツが劣化してしまうと、便器と床の間から排水が漏れてしまう事態に繋がります。
水道水ではなく排水が漏れている場合、単に水漏れが広がるだけでなく、衛生的な面からもあまり良くありません。
また、便器と床の接続部分、あるいは床内部で起こった不具合については、専門的な修理や対処が必要となるため、すぐに水道業者に依頼するようにしましょう。
また、便器と床の間から発生する水漏れについては「【トイレの水漏れ】便器と床の間から水が漏れている際の原因と対処法!」にてより詳しく解説しているので、気になる方はぜひこちらもご覧ください!
トイレの水漏れに気付いた際の手順
次に、トイレで水漏れが発生した際の行動手順についてご紹介します。
トイレから水漏れが発生した際は、破損した部分の修理や部品を取り替えない限り、継続的に水が外に漏れてしまいます。
そのためには、まず止水栓 (給水管からの水流を制御または遮断するために使用される開閉装置のこと) を閉め、トイレへの水の供給を止める必要があります。
止水栓は、時計回りに回すことで閉めることができ、その後は以下の手順に従って対応してください。
トイレの水漏れが発生した際の行動手順
1, トイレの止水栓を閉める
2, 電源を切り、電源コードを抜く
3, 可能であれば、水漏れしている箇所の簡易的な処置を行う
4, 漏れている水を拭き取る
5, 具体的な原因や不具合の特定
6, 必要に応じて水道業者に問い合わせる
水道業者に問い合わせる際には、不具合が起こっている箇所や原因について分かる範囲で説明し、具体的な状況に合わせて適切な対処方法を聞くことが重要です。
水漏れなどの問題は直ちに修理する必要があるため、すぐに対応できるかどうかを確認しておくと良いでしょう。
また、トイレの水漏れの修理については「【トイレの水漏れ修理】依頼手順や費用、業者を選ぶ際のポイントを徹底解説!」にてより詳しく解説しているので、気になる方はぜひこちらもご覧ください!
トイレの修理にかかる費用
最後に、トイレの修理にかかる費用について、簡潔にご紹介します。
トイレの水漏れの修理にかかる費用は、ケースや部品によって大きく変わりますが、修理料金 / 購入価格の相場は以下のようになっています。
トイレの修理にかかる費用
・修理等の作業費用:数千円〜2万円程度
・トイレタンク本体:3万円〜7万円程度
・パッキンやナット:数百円〜数千円程度
・洗浄ノズル:数千円〜1万円程度
・トイレ本体:数万円〜10万円程度
これらの価格はあくまで相場であり、具体的な商品やメーカーによって多少異なるので、その点についてはあらかじめ理解しておいてください。
また、部品の交換や部分的な修理、本体の交換手順の詳細は、水道業者に確認を依頼し、適切な処置を聞いた上で取り組むことをオススメします。
水まわりのトラブルは熊本水道サービスへ
いかがでしたでしょうか。
今回は、トイレまわりのトラブルに遭遇した方に向けて、水漏れの原因や対処法、具体的な行動手順についてご紹介しました。
普段使用するトイレの水漏れなどのトラブルは、日常生活に大きく影響するため、専門家のアドバイスを受けながら早いタイミングで対応することが重要となります。
水道業者に修理等を依頼する際は、水道工事や専門的な作業が伴う可能性があるため、豊富な知識や実績を持つ「水道局指定業者」を選ぶと良いでしょう。
また、熊本水道サービスも、水道局指定業者として熊本県内のエリアを対象にサービスを提供しているので、トラブルに遭遇した際にはぜひお気軽にお問い合わせください!