「水道の水圧の調べ方を知りたい」
「水道の水圧がおかしい場合はどうしたら良い?」
水道の水圧を調べたいと考えている方のなかには、上記のように感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
水道の水圧は、水圧計を使ったり流水量を確認したりして、調べることができます。
本記事のポイント
・水道の水圧を調べる方法がわかる
そこで今回は、水道の水圧の調べ方や、水圧がおかしい場合に確認すべきことについてご紹介します。
また、熊本水道サービスでは、水道管のトラブルやご相談をいつでも受け付けています。
その他あらゆる水まわりのトラブルに対応しているので、お困りの際はぜひお気軽にお問い合わせください。
一般家庭の水圧の目安
まずはじめに、一般家庭の水圧の目安を解説します。
地中に埋められている水道管から、各家庭に水を送るために欠かせないのが「水圧」です。
一般家庭の水道の水圧は、0.15MPa〜0.4MPaが目安ですが、地域により異なるため、さらに低い場合や高い場合もあります。
たとえば0.25MPaであれば、地中にある水道管から、地上25m程度の高さまで水を持ちあげることができます。
水圧は、水道の利用人口や地形の高低差、街の面積などによっても異なるため、市町村で大きさが変わります。
また、地上からの高さがある高層マンションで、水道管から直接水を供給することが難しい場合に導入されているのが「貯水槽」です。
水道管から供給された水を一度貯水槽に貯めてから、各部屋に供給する仕組みです。
しかし、貯水槽のメンテナンスの手間や水質への影響を考えて、高さがある建物でも、水道管から直接水を供給する方法も開発されています。
水道の水圧の調べ方2選
次に、水道の水圧の調べ方について2つの方法をご紹介します。
水道の水圧の調べ方
1, 水圧計を使う
2, 流水量を計測する
① 水圧計を使う
水道の水圧の調べ方について1つ目は「水圧計を使うこと」です。
市販の水圧計を購入し、計測する方法です。
水圧計の値段はさまざまで、1,000円程度で購入できるものから、高いものでは10,000円以上で販売されています。
たとえば右下精器製造が出している「汎用圧力計(スターゲージΦ60)」であれば、もっとも安いもので、税込1,199円で購入できます。
圧力レンジは幅広く、0〜10MPaが最大です。
大型のものではありますが、レンタルできる水圧計もあります。
たとえば「フジテコム」の商品であれば、レンタル日数5日間で税込26,290円で借りることができます。
継続して計測することで、給水不良や漏水の確認などができるため、データ収集をもとに水圧管理をしたい場合に活用できるでしょう。
② 流水量を測定する
2つ目は「流水量を測定すること」です。
水圧計を使わない場合、2リットルのペットボトルとストップウォッチを用意して、流水量から水圧を判断する方法があります。
2リットルのペットボトルに水を注ぎ入れ、あふれるまでの時間を計測します。
結果の目安は以下のとおりです。
たとえば6秒で2リットルのペットボトルが満水になれば、0.2MPaの水圧があると予測できます。
確実な水圧を把握することはできませんが、目安はわかります。
水圧計の用意が難しい場合は、流水量から水圧の目安値を測定すると良いでしょう。
水道の水圧がおかしい場合に確認すべき3つのポイント
次に、水道の水圧がおかしい場合に確認すべきポイントを3つご紹介します。
水道の水圧がおかしい場合に確認すべきポイント
1, 止水栓を確認する
2, フィルターの詰まりを確認する
3, 業者に調査をしてもらう
① 止水栓を確認する
水道の水圧がおかしい場合に確認すべきポイントの1つ目は「止水栓を確認すること」です。
止水栓は水道管を通っている水量を調整しており、栓を開けたり閉めたりすることでコントロールできます。
たとえば水量が少ない場合は、止水栓を反時計回りに回せば栓が開くため、より多くの水を流すことができます。
基本的にマイナスドライバーがあれば、止水栓を開けたり閉めたりすることが可能です。
「止水栓の場所がわからない」という場合は、水道メーターの近くや、洗面台の下のキャビネットを見てみてください。
元栓が閉まっている可能性も考えられるため、あわせて確認をしましょう。
② フィルターの詰まりを確認する
2つ目は「フィルターの詰まりを確認すること」です。
水道設備には、水道管を流れる異物やごみなどを取り除くための「ストレーナー」と呼ばれる金属製のフィルターがついています。
ストレーナーはフィルターの役割を果たすものですが、メンテナンスを怠ると水アカやホコリなどが溜まります。
水アカやホコリでストレーナーが詰まると水の流れが悪くなり、水圧が弱くなったと感じるでしょう。
ストレーナーを取り外し、歯ブラシでこすって掃除をすると効果的です。
ストレーナーだけでなく、シャワーヘッドも同様の仕組みです。
シャワーの水圧が弱いと感じた場合は、シャワーヘッドが汚れていないかを確認しましょう。
③ 業者に調査をしてもらう
3つ目は「業者に調査をしてもらうこと」です。
止水栓やストレーナーなどに問題がない場合は、水道管の劣化や破損で水漏れやトラブルを起こしていることが考えられます。
水道管に金属が使われている場合、サビついたり経年劣化で破損したりして水漏れを起こす可能性があります。
ほかにも、地震で水道管に強い圧力がかかったり、冬に凍結したりすることも原因として考えられるでしょう。
突然、水道料金が高くなったり水道の検針員から指摘されたりして気づくケースもあります。
水漏れやトラブルを自力で解決することは難しく、誤った対処をしてしまうと、悪化させる可能性があります。
水漏れやトラブルが疑われる場合は、専門の業者に調査を依頼しましょう。
水道の水圧が弱くなりやすい家の2つの特徴
最後に、水道の水圧が弱くなりやすい家の2つの特徴を解説します。
水道の水圧が弱くなりやすい家の特徴
1, 高台に立地している
2, 住宅や飲食店が密集している
① 高台に立地している
水道の水圧が弱くなりやすい家の特徴の1つ目は「高台に立地していること」です。
水道管から水を供給するには圧力が必要ですが、高台にある建物や高層マンションは、地上から距離があるため、水圧が弱くなります。
対策として、高台にある建物や高層マンションでは、水道管から供給される水を蓄えておく貯水槽を使った給水方式を採用しているところもあります。
しかし、貯水槽から各家庭に水を配給する場合、ポンプやタンクから離れた場所に部屋があれば、水圧が弱くなる可能性があるでしょう。
② 住宅や飲食店が密集している
2つ目は「住宅や飲食店が密集していること」です。
水道は、同じ地域に住んでいる人と共有して使っています。
そのため、住宅や飲食店が密集している地域の場合、水圧が弱くなる可能性があります。
とくに、多くの家庭がキッチンやお風呂場で大量の水を使う夕方以降で、水圧の弱さを感じる傾向が顕著でしょう。
繁華街や商店街が近くにある場合、一般家庭よりも多くの水を使う飲食店が立ち並んでいるため、水圧が弱くなる可能性があります。
水道に関するご相談は熊本水道サービスへ
いかがでしたでしょうか。
今回は、水道の水圧の調べ方をご紹介しました。
水道の水圧は、水圧計を使ったり流水量を測定したりして調べることができます。
水道の水圧がおかしい場合は、止水栓を確認したりフィルターを掃除したりすると、解消する場合があります。
止水栓やフィルターに問題がない場合は、水道管の水漏れやトラブルが考えられるため、まずは熊本水道サービスにご連絡ください。
また、熊本水道サービスでは、家庭の水まわりのトラブルに対応しています。
熊本エリアで水道のトラブルについてお悩みの際は、ぜひお気軽にご相談ください!