「水道の水圧を上げる方法を知りたい」
「水道の水圧が弱くなる理由は?」
水道の水圧が弱いと感じている方のなかには、上記のように悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
水道の水圧は、マイナスドライバーを使って止水栓を開けたり閉めたりすれば、調整することができます。
今回ご紹介するのは、水道の水圧を上げる方法や、水圧が弱くなる理由と対処法です。
本記事のポイント
・水道の水圧を上げる方法がわかる
また、熊本水道サービスでは、水道管のトラブルやご相談をいつでも受け付けています。
その他あらゆる水まわりのトラブルに対応しているので、お困りの際はぜひお気軽にお問い合わせください。
水道の水圧は自分で上げることができる
まずはじめに、水道の水圧の上げ方についてご紹介します。
水道の水圧は、業者に依頼せずに自分で上げることができます。
自分で水圧を調整する場合は、マイナスドライバーを使って、止水栓を開けたり閉めたりしましょう。
止水栓の役割は水道管を通っている水量を調整することで、反時計回りに回すと栓が開き、水圧や水量が強くなります。
止水栓を完全に閉めると蛇口への給水がストップする仕組みで、開けたり閉めたりすれば、水量や水圧を調整することができます。
止水栓は水道メーターの脇や、洗面台の下のキャビネット内に設置されていることが多いです。
トラブルが起きた際にすばやく対応できるように、設置場所を事前に確認しておくと安心です。
水道の水圧が弱くなる3つの理由
次に、水道の水圧が弱くなる3つの理由について解説します。
水道の水圧が弱くなる3つの理由
1, 水道設備の汚れや詰まり
2, 水漏れやトラブル
3, 給湯器の容量不足
① 水道設備の汚れや詰まり
水道の水圧が弱くなる理由の1つ目は「水道設備の汚れや詰まり」です。
水道設備には「ストレーナー」と呼ばれる、水道管の中を流れる異物やごみなどを分離し、排除するための金属製のフィルターがついています。
たとえば蛇口であれば、先端についたストレーナーで、水中に含まれるサビや砂などを取り除くことができます。
水圧が弱くなるのは、ストレーナーが詰まったりサビついたりして、スムーズに水が流れなくなることが原因です。
ストレーナーを取り外して、歯ブラシでこすると簡単に掃除ができます。
② 水漏れやトラブル
2つ目は「水漏れやトラブル」です。
水道管が劣化したり破損したりすると、水圧が弱くなります。
水道管に金属が使われていることもあるため、配管内でサビついたり、劣化で穴が開いたりして水漏れを起こしている可能性が考えられます。
水漏れやトラブルは水道料金が高くなったり、検針員に指摘されたりして判明することもあるかもしれません。
急に水圧が弱くなった場合は、水漏れやトラブルの可能性が高いです。
水漏れやトラブルは、自己判断で対応をすると被害を拡大させる恐れがあるため、業者に修理や点検を依頼しましょう。
③ 給湯器の容量不足
3つ目は「給湯器の容量不足」です。
とくにお湯を使う際に水圧が弱くなる場合、給湯器の容量不足が考えられます。
給湯器には「常温の水よりも温度が25℃高いお湯を1分の間に供給することができる量」が号数で表されています。
たとえば20号であれば、1分間に水温+25℃のお湯を20リットル出せるという具合です。
キッチンで15リットル、シャワーで10リットルのお湯を同時に使うと、あわせて25リットルを流していることになるため、水圧が弱くなります。
同時に使うお湯の量を調整したり、給湯器の号数を見直したりして、対応しましょう。
お湯の量に問題がない場合は給湯器本体が破損している可能性があるため、業者や給湯器メーカーに確認してもらうと安心です。
水道の水圧が弱い家の特徴3選
次に、水道の水圧が弱い家の3つの特徴を解説します。
水道の水圧が弱い家の3つの特徴
1, 高台に立地している
2, 住宅が密集している
3, 周辺に飲食店が多くある
① 高台に立地している
水道の水圧が弱い家の特徴の1つ目は「高台に立地していること」です。
水道管は地中に埋められているため、離れるとそれだけ水圧が弱くなります。
そのため高台や高層マンションの上階に住んでいる場合、その他の家庭よりも水圧が弱くなる可能性があります。
水道管を通って送られてきた水を貯められる受水槽を設ければ水圧を改善することができますが、自治体の協力が必要です。
自治体への協力依頼は大掛かりな対応になるため、まずは家庭で取り組めることがないかを確認しましょう。
たとえばシャワーの水圧に悩んでいる場合、低水圧用シャワーヘッドを取り入れるという解決策があります。
② 住宅が密集している
2つ目は「住宅が密集していること」です。
水道は同じ地域に住んでいる人と共有しているため、住宅が密集していると、水圧が弱くなる可能性があります。
どの家庭も同じような時間帯に洗い物やお風呂を済ませるでしょう。
そのため、多くの人が一度に大量の水を使うことになり、水圧が弱くなる原因になります。
とくに夕方以降で「いつも同じような時間帯に水圧が弱くなる」という場合は、住宅の密集が原因だと考えられるでしょう。
立地の問題であるため、根本的な解決は難しいですが、お風呂場やキッチンを使う時間をずらすことが対策としてあげられます。
③ 周辺に飲食店が多くある
3つ目は「周辺に飲食店が多くあること」です。
居住地域の近くに繁華街や商店街があり、飲食店が多く立ち並んでいる場合も水圧が弱くなる可能性が高いです。
同じ地域で水道を共有しているため、一般家庭よりも多くの水を使う飲食店があれば、使える水量は少なくなります。
住宅が密集していないにもかかわらず、水圧が弱い場合は、繁華街や商店街が近くにあることが原因だと考えられます。
根本的な解決のためには、自治体の大規模な工事が必要です。
すぐに対応してもらうことは難しいかもしれませんが、生活に不都合が生じる場合は、一度問い合わせてみると良いでしょう。
居住タイプ別に見る水圧が弱くなる原因
最後に、居住タイプ別の水圧が弱くなる原因について解説します。
居住タイプ別の水圧が弱くなる原因
1, 戸建て
2, マンション
① 戸建て
1つ目は「戸建て」です。
戸建の場合、まずは家全体の水圧が弱いのか、特定の箇所だけなのかを確認しましょう。
家全体の水圧が弱い場合、止水栓や元栓が十分に開いておらず、必要な水量が供給されていない可能性があります。
新居に引っ越したタイミングや、水道工事や修理のあとに発生しやすいケースです。
止水栓や元栓の開き具合を確認しましょう。
一方、特定の箇所のみ水圧が弱い場合、水道管の詰まりや蛇口の汚れが原因だと考えられます。
蛇口の汚れであればストレーナーを取り外して掃除ができますが、水道管の詰まりは業者に相談するのが安心です。
② マンション
2つ目は「マンション」です。
集合住宅であるマンションで、水圧のみを使った給水方法を採用している場合、各家庭が同じ時間帯に大量の水を使うと水圧は弱くなります。
水道管の水を貯水槽に貯めて供給する給水方式を採用している場合は、タンクやポンプから離れた場所に部屋があると水圧が弱くなります。
マンションは快適に水道設備を利用できるように設計されており、基本的に問題はないはずです。
水圧のコントロールのために「レギュレータ」と呼ばれる低圧器も置いています。
しかし、設備不良や寿命で正しく機能していない可能性も考えられるため、不具合がある場合は、大家さんや管理会社に相談をしましょう。
水道に関するご相談は熊本水道サービスへ
いかがでしたでしょうか。
今回は、水道の水圧を上げるための方法ついてご紹介しました。
水道の水圧は、自分で止水栓を開けたり閉めたりすれば調整することができます。
水道の水圧が弱くなる原因には、止水栓のほかに設備の汚れや詰まり、水道管のトラブルなどが考えられます。
とくに設備の劣化や破損であれば、自力での解決が難しいため、まずは熊本水道サービスにご連絡ください。
また、熊本水道サービスでは、家庭の水まわりのトラブルに対応しています。
熊本エリアで水道のトラブルについてお悩みの際は、ぜひお気軽にご相談ください!