「節水型トイレの各メーカーの特徴を比較したい」
「節水型トイレを選ぶポイントを知りたい」
節水型トイレの導入を検討している方のなかには、上記のように悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
節水型トイレには、従来のトイレよりも少ない水量で流せる仕組みが搭載されており、各メーカーが出している商品にはそれぞれ特徴があります。
そこで今回は、節水型トイレの各メーカーの商品の特徴や選び方のポイントについてご紹介します。
本記事のポイント
・オススメの節水トイレがわかる
・節水トイレのメリットとデメリットがわかる
また、熊本水道サービスでは、トイレのトラブルやご相談をいつでも受け付けています。
その他あらゆる水まわりのトラブルに対応しているので、お困りの際はぜひお気軽にお問い合わせください。
節水型トイレをあつかう3社の商品の特徴を比較
まずはじめに、節水型トイレをあつかう3社の商品の特徴をご紹介します。
節水型トイレをあつかう3社
1, TOTO
2, LIXIL
3, Panasonic
① TOTO
1つ目は「TOTO」です。
TOTOは「ネオレスト」を出しています。
1回あたりの洗浄水量が3.8リットルで「eco小ボタン」を使えば、3.0リットルでも洗浄することができる優れものです。
「トルネード洗浄」と呼ばれる方法で、汚れが付着しやすい便器の後方に勢いよく水を当てながら、少ない水量でも効率よく洗浄することができます。
独自開発でふちをなくす構造を実現しており、汚れが見えにくくなる死角がないため、掃除も簡単です。
② LIXIL
2つ目は「LIXIL」です。
LIXILは「超節水トイレシリーズ」を出しています。
従来の大8リットル便器と比較して「超節水ECO5」は年間約6,100円、「超節水ECO6」は年間約4,300円の水道代をおさえられます。
ECO5の場合は3日で、ECO6の場合は5日で、お風呂一杯分以上が節約できると算出されており、節水効果に期待できるでしょう。
「パワーストリーム洗浄」と呼ばれる洗浄方式で、強力な水流が渦巻状に上から下に流れるため、便器全体を満遍なく洗浄することができます。
③ Panasonic
3つ目は「Panasonic」です。
Panasonicは「アラウーノシリーズ」を出しています。
従来のタイプと比較すると、年間約14,800円の水道代を節約できるという試算結果があります。
「3Dツイスター水流」で約20秒、満遍なく洗浄し、流れをまとめて一気に排水する仕組みです。
有機ガラス系のスゴピカ素材ならではの形状で、水流をコントロールしているため、むだの少ない流れを生み出すことができます。
洗浄力と節水の両立を実現しているため、水量をおさえながら確実に汚れを落とすことができる点が魅力です。
節水型トイレを選ぶ際の確認ポイント
次に、節水型トイレを選ぶ際に確認すべきポイントについて、以下の2つを解説します。
節水型トイレを選ぶ際に確認すべきポイント
1, 設置条件
2, 予算
① 設置条件を確認する
1つ目は「設置条件を確認すること」です。
設置条件として気にするべき点は「水圧」と「排水方式」です。
節水型トイレは少ない水量で効率よく洗浄するため、一定の水圧を確保できる場所に設置する必要があります。
そのため、配管の状態が悪かったり高い場所に立地していたりする場合は、設置が難しい可能性があるでしょう。
トイレの排水方式には、排水管が見えない「床排水」と見える「壁排水」の2種類があります。
一般的には、一戸建ては床排水で、集合住宅は壁排水です。
同じシリーズの節水型トイレでも仕様が異なる可能性があるため、事前に排水方式を把握しておく必要があります。
節水型トイレが設置できる条件かどうかは、専門の業者に確認すると安心です。
② 予算内で購入できるかを確認する
2つ目は「予算内で購入できるかを確認すること」です。
節水型トイレには、掃除がしやすかったり流水音を流せたりと便利な機能もありますが、コストがかかります。
水道代をおさえられる節水型トイレとはいえ、導入にはコストがかかるため、予算を超えれば、トータルコストが高くつく可能性があるでしょう。
「お金をかけてでも便利なトイレを使いたい」「最低限の機能さえあれば問題ない」など、求める機能と予算を考える必要があります。
事前に節水型トイレの導入にかけられる予算を検討したり、使用した場合の水道代を算出したりして、計画的に考えることが重要です。
節水型トイレのメリット3選
次に、節水型トイレのメリットを3つご紹介します。
節水型トイレのメリット
1, 水道代が節約できる
2, トイレ掃除がしやすくなる
3, 節電効果がある
① 水道代が節約できる
1つ目は「水道代が節約できること」です。
節水型トイレは洗浄に使う水量が少ないため、水道代が節約できます。
従来型のトイレは水流が縦方向で、水量が多いだけでなく、縦じま状の汚れが残りやすい傾向にありました。
一方、節水型トイレの水流は渦巻き状であるため、水量が少なくても満遍なく洗浄でき、汚れも残りにくくなっています。
トイレの洗浄水量は、1996年頃まで13リットル程度でした。
しかし、2008年に出荷される大便器の主流は6リットルで、半分程度に減少しています。
6リットルの便器であれば、60%程度の節水効果があり、4人家族の場合、年間で約12,000円の水道代を節約できるとの試算もあります。
② トイレ掃除がしやすくなる
2つ目は「トイレ掃除がしやすくなること」です。
節水型トイレが汚れにくい要因は、渦巻き状の水流だけでなく、便器の材質にもあります。
たとえばTOTOの便器は、独自技術を使って表面の凹凸をナノレベルまでツルツルに仕上げており、汚れがつきにくく落ちやすい仕様です。
Panasonicの便器はアカが固着しづらく、ヒビや傷にも強い素材を使っています。
トイレは毎日使うものであるため、汚れやすく、便器に尿石が付着すれば、掃除にも手間がかかります。
節水型トイレは、汚れにくい仕組みであるため、掃除のストレスや手間もなく快適に過ごすことができます。
③ 節電効果がある
3つ目は「節電効果があること」です。
トイレには便座を温めたり温水シャワーを出したりする機能がありますが、24時間365日使っていると、電気代も高くなります。
最新の節水型トイレで節電機能がついている商品であれば、トイレを使わない時間に節電でき、電気代をおさえることができるでしょう。
たとえばPanasonicの商品であれば、以前のトイレと消費電力量を比較すると、年間約49%をカットできます。
設定温度を控えた「エコモード」であれば、便座や温水の待機電力をさらに削減できます。
節水型トイレを導入することで、水道代だけでなく電気代を削減できるのは、大きなメリットだといえるでしょう。
節水型トイレのデメリット2選
最後に、節水型トイレのデメリットを2つご紹介します。
節水型トイレのデメリット
1, 導入コストが高い
2, トイレが詰まりやすくなる
① 導入コストが高い
1つ目は「導入コストが高いこと」です。
たとえばPanasonicの「New アラウーノV」であれば、メーカー希望小売価格は、約21.6万円〜です。
快適に使うための機能を追加すれば、便利にはなりますが、さらに値は張るでしょう。
とくにリフォームで節水型トイレを導入する場合、本体価格だけでなく既存トイレの撤去にも費用が発生します。
事前に決めた予算でまかなえるように商品を選んだり、リフォームの場合は予算をおさえられる内容がないかを確認したりしましょう。
② トイレが詰まりやすくなる
2つ目は「トイレが詰まりやすくなること」です。
節水型トイレのメリットは少ない水量で洗浄できることですが、詰まりやすいというデメリットもあります。
便器内の排泄物は流れているように見えても、排水管で詰まっていることがあるでしょう。
とくに一度に流すトイレットペーパーの量が多かったり、水に溶けないものを流したりすると、詰まりやすくなります。
トイレが詰まると水が溢れたり汚れたりするほか、マンションであれば近隣住民に迷惑をかける可能性もあります。
洗浄レバーの大小を使いわけたり、複数回にわけて流したりと、トイレが詰まらないように対策をしましょう。
トイレに関するご相談は熊本水道サービスへ
いかがでしたでしょうか。
今回は、節水型トイレの各メーカーの商品の特徴や選び方のポイントについてご紹介しました。
節水型トイレは少ない水量で洗浄できる仕組みで、水道代が節約できたり掃除がしやすくなったりするメリットがあります。
各メーカーが出している商品にもそれぞれ特徴があるため、機能や予算をふまえて検討する必要があります。
自宅に節水型トイレを設置できるかを調べたい方は、まずは熊本水道サービスにご連絡ください。
また、熊本水道サービスでは、家庭の水まわりのトラブルに対応しています。
熊本エリアでトイレのトラブルについてお悩みの際は、ぜひお気軽にご相談ください!