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2024.7.17

【節水型トイレは詰まる?】詰まりやすい理由や対処法を詳しく解説

【節水型トイレは詰まる?】詰まりやすい理由や対処法を詳しく解説

節水型トイレが詰まりやすいって本当?

節水型トイレが詰まったらどうしたら良い?

節水型トイレの詰まりが気になったり、対処法を知りたかったりする方もいらっしゃるのではないでしょうか。

節水型トイレは構造上、詰まりやすくなる要素はありますが、適切に使えば問題ありません。

今回は、節水型トイレが詰まりやすい理由や対処法をご紹介します。

本記事のポイント

・節水型トイレが詰まりやすい理由や対処法がわかる

また、熊本水道サービスでは、トイレのトラブルやご相談をいつでも受け付けています。

その他あらゆる水まわりのトラブルに対応しているので、お困りの際はぜひお気軽にお問い合わせください。

節水型トイレが詰まりやすい4つの理由

まずはじめに、節水型トイレが詰まりやすい4つの理由をご紹介します。

節水型トイレが詰まりやすい理由

1, 水量が少ない
2, 水圧が弱い
3, 排水管が汚い
4, 水に溶けないものを流した

① 水量が少ない

1つ目は「水量が少ないこと」です。

節水型トイレは「サイフォンの原理」と呼ばれる、重力で水が上から下に流れる現象を採用しているため、少ない水量で排泄物を流せます。

しかし一度に大量のトイレットペーパーを流したり、洗浄レバーの「小」ばかり使っていたりすると、詰まる可能性があります。

節水型トイレは少ない水量で排泄物を流せることがメリットですが、適切に使えない場合、トイレが詰まる原因になるでしょう。

 

② 水圧が弱い

2つ目は「水圧が弱いこと」です。

トイレの水をスムーズに流すためには、十分な水圧が必要ですが、不足している可能性があります。

たとえば、高低差がない場所に排水管を設置すると、必要な水圧を確保できず、詰まるリスクがあります。

高台の家やマンションの高層階など、立地や構造によっては節水型トイレは不向きです。

「詰まらないように」と何度も水を流すと、水圧を確保できなくなったり節水効果がなくなったりするため、注意しましょう。

 

③ 排水管が汚い

3つ目は「排水管が汚いこと」です。

長期間にわたって使っている場合、排水管の内側に付着した尿石や汚れが固まり、水が流れにくくなります。

便器内がきれいであれば、排泄物は流れているように見えますが、排水管の奥に詰まっていたり汚れが蓄積されていたりすることも考えられます。

経年劣化による排水管の汚れは、トイレの種類に関係なく発生するトラブルです。

節水型トイレの場合、一度に流す水量が少ないため、ますます汚れが落ちづらく詰まる原因になるでしょう。

④ 水に溶けないものを流した

4つ目は「水に溶けないものを流したこと」です。

以下のような水に溶けないものを流すことも、トイレの詰まりにつながります。

水に溶けないもの

・ティッシュペーパー
・紙おむつ
・生理用品
・ペットシート
・猫砂

少量でもトイレが詰まる可能性が高いため、流すことは避けましょう。

トイレットペーパーやトイレクリーナーは水に溶けますが、大量に流すとトイレが詰まる原因になります。

水に溶けるものであっても、一度で大量に流すことは避けましょう。

節水型トイレが詰まった場合の対処法5選

次に、節水型トイレが詰まった場合の対処法を5つご紹介します。

節水型トイレが詰まった場合の対処法

1, ぬるめのお湯を流す
2, 重曹と酢を使う
3, ラバーカップを使う
4, ワイヤーブラシを使う
5, 食器用洗剤を使う

① ぬるめのお湯を流す

1つ目は「ぬるめのお湯を流すこと」です。

詰まりかけていたり軽く詰まっていたりする場合は、ぬるめのお湯を数分おきに流す方法がもっとも簡単です。

大きめのバケツやペットボトルなどに、40〜50度程度のぬるめのお湯を入れて、高い位置から大量に流し込みます。

お湯を使えば、詰まりの原因である固形物を溶かして流すことができます。

特別な掃除用品をそろえる必要はなく、すぐにできる方法であるため、軽い詰まりであれば試してみると良いでしょう。

 

② 重曹と酢を使う

2つ目は「重曹と酢を使うこと」です。

以下の3つを使って、トイレの詰まりを解消する方法があります。

トイレの詰まりを解消する際に使用するもの

・重曹:1/4カップ
・酢:1/2カップ
・ぬるま湯(40〜50度程度):便器の半分程度

便器の中に重曹を入れ、酢を注ぎ、ぬるま湯で流しましょう。

約1時間経ったら水を高い位置から少しずつ投入し、問題なく流れるようになれば、詰まりは解消されています。

重曹と酢を混ぜると二酸化炭素が発生するため、しっかりと換気をしましょう。

 

③ ラバーカップを使う

3つ目は「ラバーカップを使うこと」です。

ラバーカップとは「スッポン」とも呼ばれており、トイレや風呂場などの排水管の詰まりを解消するための器具です。

便器の水が溜まっている部分にラバーカップを密着させて押し込み、一気に引っ張りましょう。

引っ張るときにかかる圧力で詰まりが解消されます。

水が飛び散る可能性があるため、周囲に新聞紙やビニールシートなどを貼り付けておくと安心です。

効果を最大限に発揮させるためには、トイレの形状に適したラバーカップを選びましょう。

④ ワイヤーブラシを使う

4つ目は「ワイヤーブラシを使うこと」です。

ワイヤーブラシは、トイレの奥が詰まりラバーカップでは対処できない場合に有効です。

便器の排水口から少しずつワイヤーブラシを差し込み、突っかかる場所に詰まっているものがあります。

ワイヤーブラシが止まった場所でぐるぐると先端を回すと、詰まっているものが削れます。

ただし、削る際にワイヤーブラシを押し込んでしまうと、詰まりが悪化する可能性があるため、注意しましょう。

 

⑤ 食器用洗剤を使う

5つ目は「食器用洗剤を使うこと」です。

以下の2つを使って、トイレの詰まりを解消できる可能性があります。

トイレの詰まりを解消できるもの

・食器用洗剤:100cc
・ぬるま湯(40〜50度程度):便器の半分程度

便器内の水位が高い場合、ポンプやバケツを使って水をくみ出しましょう。

便器の中に食器用洗剤を入れ、ぬるま湯を注ぎ20〜30分程度したら、洗浄レバーの「小」で水を流します。

トイレが詰まる原因の多くは排泄物やトイレットペーパーです。

食器用洗剤には、排泄物やトイレットペーパーに含まれる油分やたんぱく質などを分解する成分が入っています。

節水型トイレが詰まった場合に避けるべき対処法3選

次に、節水型トイレが詰まった場合に避けるべき対処法を3つご紹介します。

節水型トイレが詰まった場合に避けるべき対処法

1, 熱湯を流し込む
2, 水を流し続ける
3, 複数の薬剤を使う

① 熱湯を流し込む

1つ目は「熱湯を流し込むこと」です。

トイレの便器は陶器でできているため、高温に弱く、熱湯を流し込むとひび割れるリスクがあります。

熱湯は、詰まりを取り除くことには効果がありますが、トイレが破損するリスクがあるため、40〜50度程度のぬるま湯を使いましょう。

メーカーや種類によってはトイレが陶器以外で作られており、ぬるま湯を流せない場合もあります。

トイレの思わぬ破損につながらないためにも、事前に素材を確認しておくことが大切です。

② 水を流し続ける

2つ目は「水を流し続けること」です。

大量の水を流し続けると、あふれて床が汚れる恐れがあります。

とくにマンションの場合、あふれた水が隣や直下の部屋に流れてしまえば、賠償問題に発展する可能性もあります。

トイレが詰まると、なんとか解消しようと思い、焦って何度も水を流すかもしれませんが、解消することは難しいです。

詰まりを悪化させたり近隣住民に迷惑をかけたりする可能性があるため、水を流し続けるのはやめましょう。

③ 複数の薬剤を使う

3つ目は「複数の薬剤を使うこと」です。

トイレの詰まりを解消するために、薬剤を使うこともありますが、併用は避けましょう。

化学反応により有毒ガスや大量の泡が発生するリスクがあります。

たとえば、トイレ掃除用の塩素系の薬剤に、酸性の洗浄剤を混ぜると、有害な塩素ガスが発生して危険です。

単独で使用する前提で製造されている場合もあり、事前に成分や使い方を確認しましょう。

節水型トイレの詰まりを防ぐための2つのポイント

最後に、節水型トイレの詰まりを防ぐための2つのポイントをご紹介します。

節水型トイレの詰まりを防ぐためのポイント

1, 流すトイレットペーパーの量に注意する
2, トイレに物を置かない

① 流すトイレットペーパーの量に注意する

1つ目は「流すトイレットペーパーの量に注意すること」です。

節水型トイレは一度に流す水量が少ないため、大量にトイレットペーパーを流さないようにしましょう。

水に溶けるものでも大量に流せば溶け切らず、トイレの詰まりにつながります。

もちろん少量であっても、紙おむつやペットシートなどの水に溶けないものは流さないようにしましょう。

洗浄レバーの「大」「小」を適切に使い分けたり、数回に分けて流したりするように心がけてください。

② トイレに物を置かない

2つ目は「トイレに物を置かないこと」です。

誤って落として詰まらせないように、トイレ空間に置く物は最小限におさえましょう。

たとえば、飾っていた子どものおもちゃが落ちると、トイレが詰まったり便器が破損したりするリスクがあります。

ストックのトイレットペーパーや掃除道具などは、扉付きの収納スペースやラックなどに入れて、落ちないように工夫しましょう。

トイレに関するご相談は熊本水道サービスへ

いかがでしたでしょうか。

今回は、節水型トイレが詰まりやすい理由や対処法についてご紹介しました。

節水型トイレは流す際の水量が少なく、立地によっては水圧が弱くなるため、詰まる可能性があります。

万が一、節水型トイレが詰まった場合は、ぬるめのお湯やラバーカップなどを使って対処しましょう。

自分での作業が難しい場合は、トラブルを避けるためにも、まずは熊本水道サービスにご連絡ください。

また、熊本水道サービスでは、家庭の水まわりのトラブルに対応しています。

熊本エリアでトイレのトラブルについてお悩みの際は、ぜひお気軽にご相談ください!