
「水道メーターのパイロットってなんだろう?」
「水道メーターに設置されているパイロットの役割や見方が知りたい」
住宅管理者や家主の方の中には、このように考えている方も多いのではないでしょうか。
水道メーターは、各家庭に取り付けられており、水道の水の使用量を知るために不可欠なものと言えます。
そこで今回は、水道メーターについて、パイロットの詳しい見方や仕組み、その他の確認ポイントなどをご紹介します。
本記事のポイント
・水道メーターのパイロットについて理解できる
また、熊本水道サービスでは、水道メーターの交換やご相談をいつでも受け付けています。
その他あらゆる水まわりのトラブルに対応しているので、お困りの際はぜひお気軽にお問い合わせください。
水道メーターの交換については「【水道メーターの交換】具体的な手順や費用、交換時期について徹底解説!」にてより詳しく解説しているので、気になる方はぜひこちらもご覧ください!
水道メーターのパイロットとは?
まずはじめに、水道メーターのパイロットについてご紹介します。
冒頭でもご説明した通り、水道メーターは家庭で使用した水の量を計測するものであり、常にどれだけの量の水を使用したのかを確認することができます。
水道メーターのパイロットとは、メーターの中に設置されている丸い部品です。
一般的には、水道メーターの左側の部分に取り付けられており、丸いシルバーの部品の一部に赤い印が付けられています。
水道メーターのパイロットは、リアルタイムで水が使用されているのかを確認する部品で、キッチンや風呂場、洗面所などで水を使用している際は、パイロットが時計回りに回転します。
つまり、水道メーターは、これまでに使用した水の量を計測するだけでなく、その時点で水が使用されているのかについても確認することができるのです。
水道メーターの確認ポイントと分かること
次に、水道メーターの確認ポイントと分かることについて、以下の3つの部分に分けてご紹介します。
水道メーターの確認ポイント
1, 検針メーター
2, リットル針
3, パイロット
① 検針メーター
水道メーターの確認ポイントの1つ目は「検針メーター」です。
検針メーターとは、水道メーターの上部に表示されている部分で、単位が立方メートル(m3)となっている部分です。
これは、過去に使用した水の総量を示しており、リセットされることはありません。
1立方メートル(m3)当たり、1,000リットルの水量という計算なので、100.5立方メートル(m3)と表示されている場合は、これまでに10万500リットルの水を使用したことになります。
水道料金は、水道局のスタッフがこの値を確認し、前回の値から増えた分を算出して請求金額を計算します。
② リットル針
2つ目は「リットル針」です。
リットル針は、水道メーターの右側に設置されている部分で、より細かい単位の水の使用量を表しています。
水道メーターが正常に作動しているのかを確認する際は、こちらのメーターを確認することで確かめることができます。
例えば、キッチンで2リットルの水を使用した場合は、1リットルの針が2周し、10リットルの針は2メモリ動きます。
つまり、10リットルの針が10周すると、検針メーターの赤い数値が1上がるということです。
③ パイロット
3つ目は「パイロット」です。
前述したように、パイロットは、その時点で水を使用している場合に時計回りに回転します。
つまり、家庭のどこかで水が使用されている場合は、パイロットが回転します。
逆に言えば、家庭のどこでも水を使用していないのにも関わらずパイロットが回転している場合は、どこかで水漏れが発生している可能性が高いと言えます。
電子式の水道メーターにパイロットはある?
近年は、従来の水道メーターではなく、電子式の水道メーターが設置されている家庭も多くあります。
電子式の水道メーターの場合は、パイロットは設置されていません。
その代わり、家庭のどこかで水が流れている場合は、それを示すマークのようなものが表示される仕組みとなっています。
そのため、パイロットと同様に、家庭のどこでも水を使用していないのにも関わらずマークのようなものが表示されている場合は、水漏れが発生している可能性があります。
水道メーターはどこにある?家庭のタイプ別にご紹介!
次に、各家庭タイプにおける水道メーターの設置場所についてご紹介します。
家庭のタイプ
1, 戸建ての場合
2, マンションやアパートの場合
① 戸建ての場合
まずは、戸建ての場合です。
戸建ての場合は、玄関付近や駐車場など、通常 道路の近くの屋外に設置されています。
金属、あるいはプラスチックの蓋が設置されていることが多く、「水道」などの文字が書かれています。
蓋を開けると、中に水道メーターと水道の元栓が設置されています。
② マンションやアパートの場合
次に、マンションやアパートの場合です。
マンションやアパートの場合は、水道メーターとともに、電気やガス関連の機器もまとめて設置されていることが多く、パイプスペースと呼ばれる場所に設置されています。
マンションやアパートのパイプスペースは、通常共用部の廊下に設置されており、玄関を出てすぐの場所に扉が設置されていることが一般的です。
水道メーターやパイロットが壊れることはある?
本項目では、水道メーターやパイロットの破損についてご紹介します。
結論から述べると、水道メーターやパイロットは見た目の割に簡単な仕組みで作られており、故障や不具合を起こすことは滅多にありません。
そのため、パイロットが不自然に回転しているなどの症状を確認した際は、高い確率で水漏れが発生していると言えます。
もしもパイロットが回転しているが、水漏れしている箇所や原因が分からないという場合は、水道業者に問い合わせることをオススメします。
水道メーターの交換時期について
最後に、水道メーターの交換時期についてご紹介します。
結論から述べると、水道メーターの有効期限は法律で8年と定められています。
そのため、8年が経過した時点で水道局のスタッフが自動的に水道メーターの交換作業を行う仕組みとなっています。
ただし、凍結や水圧変動によって水道メーターが故障した際には、有効期限に関わらずすぐに新しいものに交換する必要があります。
とは言え、水道メーターは数ヶ月に一度水道局によって点検が行われるため、その際に知らされることが多いと言えるでしょう。
水道メーターの交換費用については「【水道メーターの交換は無料?】交換工事にかかる費用や時期について解説!」にて解説しているので、気になる方はぜひこちらもご覧ください!
また、水道メーターの移設についても「【実は高い?】水道メーター移設の費用と安く抑えるコツをプロが解説」にて解説しているので、気になる方はぜひこちらもご覧ください!
水道メーターに関するご相談は、熊本水道サービスへ
いかがでしたでしょうか。
今回は、水道メーターのパイロットについて、その具体的な見方やその他の確認ポイントなどをご紹介しました。
水道メーターのパイロットは、普段から確認するものではありませんが、家庭内で水漏れの疑いがある時などには便利なものと言えます。
家庭内で水漏れの心配などがある方は、ぜひ一度確認してみることをオススメします。
また、熊本水道サービスでは、家庭の水まわりのトラブルに対応しています。
熊本エリアで水道メーターについてお悩みの際は、ぜひお気軽にご相談ください!