
「水道メーターの見方が分からない」
「水道メーターが示す意味について正確に理解したい」
水道メーターが設置されているけど、見方や何を示しているのかが分からないという人も多いでしょう。
水道メーターは、戸建てや集合住宅に限らず、どの家庭にも1つずつ設置されています。
そこで今回は、各家庭に設置されている水道メーターについて、種類や見方、どのようなことが分かるのかについてご紹介します。
本記事のポイント
・水道メーターの見方が分かる
また、熊本水道サービスでは、水漏れや詰まりなど、家庭のあらゆる水まわりのトラブルに対応しています。
家庭で水まわりのトラブルに遭遇した際は、ぜひお気軽にご相談ください!
水道メーターとは?仕組みや役割について
まずはじめに、水道メーターについて、簡潔にご紹介します。
前述したように、水道メーターは各家庭に1台設置されており、家庭で使用している水道の水の量を計測するためのものです。
一般的に建物の外や地下に設置されており、水道本管から各家庭や施設に供給される水の量を測定します。
そんな水道メーターの仕組みは、水の流れによって内部の羽根車を回転させ、その回転数から使用量を算出するという、非常にシンプルな構造となっています。
とは言え、水道メーターが示す値は水道料金にも関わってくるため、シンプルな構造ながらも精密なものとなっています。
また、水道メーターの移設については「【実は高い?】水道メーター移設の費用と安く抑えるコツをプロが解説」にて解説しているので、気になる方はぜひこちらもご覧ください!
水道メーターの種類
次に、水道メーターの種類についてご紹介します。
日本で使用されている水道メーターには、いくつかの種類があり、基本的には以下のように種類を分けることができます。
水道メーターの大まかな種類
・アナログ式
・電子式
従来は、家庭で使用されている水道メーターではアナログ式のものがほとんどでした。
しかし、現代では水道で使用した水の量がデジタル画面に表示されるものもあり、アナログ式のものと電子式のものでは見方が全く異なります。
また、水道メーターには計量構造にもいくつかの異なる種類があり、同じアナログ式であってもそれぞれ内部構造が異なります。
水道メーターの読み方
本項目では、アナログ式の水道メーターの読み方についてご紹介します。
アナログ式の水道メーターは、主に以下の4つの部分に分けて見ることができます。
アナログ式の水道メーターの読み方
1, 検針メーター
2, 10リットルメーター / 1リットルメーター
3, パイロット
① 検針メーター
1つ目は「検針メーター」です。
水道メーターの読み取り部分、通称「検針メーター」は、使用された水量を立方メートル(m³)単位で表示する部分です。
この数値は、月毎にリセットされるということはなく、常に増加し続ける特徴があります。
例えば、メーターに100.5m³と記録されている場合、これは10万500リットルの水が使用されたことを意味し、1m³が1,000リットルに相当するという換算に基づいています。
水道料金を計算する際には、検針メーターの数値を確認することが一般的です。
現在の数値と前回の検針時の数値との差分が、請求期間中の使用量となり、これに基づいて月毎の料金が計算されます。
② 10リットルメーター / 1リットルメーター
2つ目は「10リットルメーター / 1リットルメーター」です。
10リットルメーターや1リットルメーターは、より細かい水の使用量を把握するための機能です。
この部分は、10リットル単位で水の使用量を表示します。
主に短期間での使用量の変化や、微量な水の流れを確認する際に役立ちますが、普段何事もなく生活している限り、特に確認は必要ありません。
③ パイロット
3つ目は「パイロット」と呼ばれる部分です。
パイロットは、水道メーターの左側に設置されている部分を示す名称であり、丸いシルバーの部品の一部に赤い印が付けられています。
水道メーターのパイロットは、その時点(リアルタイム)で水を使用しているかどうかが分かるようになっており、家庭内で水が使用されている時は時計回りに針が回転する仕組みとなっています。
つまり、水道メーターはこれまでに使用した水を計測するだけでなく、その時点で家庭で水を使用しているか否かも確認することができるのです。
水道メーターが示す異常
最後に、水道メーターが示す異常についてご紹介します。
冒頭でもご紹介した通り、水道メーターは水道料金を正確に確認するためのものでもあるため、そう簡単に異常が発生することはありません。
また、水道メーターは水道局のスタッフが定期点検を行うため、故障や不具合が見つかればすぐの対処をしてくれるはずです。
つまり、水道メーターやそれに伴う水道料金の算出における管理は、一連の流れを水道局スタッフに任せておけば問題なく、基本的には利用者が深く関与するものではありません。
しかし、そんな中、水道メーターのパイロットは、家庭内で水漏れが発生しているのかを確認する際に活用することができます。
前述したように、その時点(リアルタイム)で水を使用しているかどうかが分かるようになっています。
そのため、家庭内のどこでも水を使用してないのにも関わらずパイロットのメーターが動いているようであれば、家庭内のどこかで水漏れが発生しているということです。
不自然な水の流れや異音を感じた際には、一度水道メーターのパイロットを確認してみると良いでしょう。
水道メーターで異常が発生した時は水道業者に連絡
いかがでしたでしょうか。
今回は、各家庭に設置されている水道メーターについて、その種類や各部分の見方などをご紹介しました。
前述したように、水道メーターは基本的に私たちが触ったり定期的に確認したりするものではありません。
しかし、水道料金を自ら確認しておきたい場合や、水漏れが疑われる場合などはぜひ一度水道メーターを確認してみてください。
また、家庭内での水漏れやその他水まわりのトラブルが発生した際には、可能な限り早いタイミングで水道業者に連絡することをオススメします。