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2024.1.17

トイレの浄化槽とは?選び方から費用までプロが解説【清掃は義務です】

トイレの浄化槽とは?選び方から費用までプロが解説【清掃は義務です】

浄化槽は家庭やビルの汚水処理に不可欠な設備です。

この記事では、浄化槽の基本的な仕組み、選び方、メンテナンスの重要性、デメリット、そして維持にかかる費用について詳しく解説します。

浄化槽とは?

浄化槽は、微生物の働きを利用して汚水を浄化し、きれいな水にして放流するための施設です。

一般的な家庭やビルで発生する汚水を処理するために設計されており、環境に優しい水処理方法の一つとして広く用いられています。

浄化槽には、主に以下の2種類があります。

単独処理浄化槽

単独処理浄化槽は、主にトイレから出る尿などの汚水を処理するために使用されます。

このタイプの浄化槽は、トイレ以外の場所(台所、洗面所、お風呂場など)から出る生活排水を直接処理せず、別の方法で川や水路へ放流することが一般的です。

合併浄化槽

合併浄化槽は、トイレの汚水だけでなく、家庭全体から出るすべての排水を一括で処理するシステムです。

キッチン、バスルーム、洗面所などからの生活排水を含め、家庭内で発生するあらゆる汚水を浄化することが可能です。

これにより、より広範囲の水処理が行えるため、都市部や集合住宅などで多く採用されています。

浄化槽の選び方

浄化槽を選ぶ際には、いくつかの重要な要素を考慮する必要があります。

  • まず、自宅や建物の規模と使用状況を考え、適切なサイズとタイプの浄化槽を選定します。

一般的には、家庭用の小規模なものから、大規模な施設や集合住宅向けの大容量のものまで、さまざまな種類があります。

  • 次に、地域の環境基準や排水規制を考慮し、それらに合致する浄化槽を選ぶことが重要です。

地域によっては、特定のタイプの浄化槽が推奨されていたり、設置が義務付けられている場合もあります。

また、維持管理の容易さやコストも重要な選定基準です。

定期的なメンテナンスが簡単でコスト効率の良いモデルを選ぶと、長期的に見て経済的な運用が可能となります。

  • 最後に、専門業者の意見を参考にし、設置環境や使用条件に最適な浄化槽を選ぶことが推奨されます。

プロの業者は、特定の地域や建物の条件に最適な浄化槽を提案し、設置からメンテナンスまでのサポートを提供してくれることが多いです。

浄化槽のデメリット

浄化槽は多くの利点がある一方で、いくつかのデメリットも存在します。

これらのデメリットを理解し、対処方法を知ることが重要です。

寿命がある

浄化槽には寿命があります。適切なメンテナンスを行っても、構造や素材の劣化は避けられません。

一般的に、浄化槽の寿命は約20年から30年とされていますが、使用状況やメンテナンスの頻度によってはそれより短くなることもあります。

長期的には、交換やアップグレードの必要性が生じることを考慮に入れるべきです。

悪臭を放つ可能性がある

浄化槽からは、処理過程で発生するガスにより悪臭が発生することがあります。

これは特に、メンテナンスが不十分な場合や、浄化槽が過剰な負荷を受けている場合に顕著です。

定期的な清掃と適切な使用により、悪臭の問題は最小限に抑えられます。

定期メンテナンスが必要

浄化槽の適切な機能維持のためには、定期的なメンテナンスが必要です。

これには清掃や汚泥の除去、システムのチェックなどが含まれます。

後述しますが、これらの作業は専門の業者に依頼することが一般的で、定期的なメンテナンスは浄化槽を利用する上での重要な責任となります。

設置費用が下水道より高い

浄化槽の設置費用は、一般的に公共下水道に接続するよりも高くなることがあります。

初期投資としての設置費用だけでなく、長期的なメンテナンス費用も考慮に入れる必要があります。

ただし、公共下水道が利用できない地域では、浄化槽が唯一の選択肢となることもあります。

メンテナンスの頻度

浄化槽の適切なメンテナンスは、その効果的な機能と長寿命を保つために不可欠です。

日本の浄化槽法及び環境省令により、浄化槽の清掃頻度は厳格に規定されています。

全ばっ気方式の浄化槽については、その特性上、より頻繁なメンテナンスが必要とされています。

具体的には、おおむね6ヶ月ごとに1回以上の清掃が義務付けられています。

これには、汚泥の除去、システムの点検、必要に応じた部品の交換などが含まれます。

一方、全ばっ気方式以外の浄化槽の場合、年に1回の清掃が必要です。

これにより、浄化槽が適切に機能し続けることを保証し、長期的な問題の予防にもつながります。

この定期的なメンテナンスは、浄化槽の性能を維持し、環境への影響を最小限に抑えるために重要です。

また、浄化槽の清掃は専門の業者によって行われることが一般的であり、適切なスケジュールと手順に従うことが推奨されます。

浄化槽に係る費用

浄化槽を運用するにあたっては、その年間維持管理に一定の費用がかかります。

この費用は浄化槽のサイズ(人槽)によって異なり、さまざまな要素から成り立っています。

一般的な家庭での浄化槽の場合、年間の維持管理費用は約6万円から7万5千円程度が目安となります。

この費用に含まれる主な項目としては、以下があります。

  • ブロアーの電気使用料:浄化槽を稼働させるための電力消費に伴うコストです。浄化槽が使用するブロアー(空気を送る装置)は、連続して稼働するため、電気料金が発生します。
  • 清掃業者による汚泥の引き抜き料:浄化槽の清掃時に発生する汚泥を取り除く作業に関する費用です。この作業は専門の業者が行い、定期的に必要とされます。
  • 保守点検料:浄化槽の適切な機能を維持するために定期的に行われる点検に関わる費用です。定期的な点検により、浄化槽の効率的な運用が保証されます。
  • 法定検査費用:法律により定められた浄化槽の検査を行うための費用です。この検査は浄化槽の適正な機能を保持するために重要であり、特定の周期で実施されます。

これらの費用は、浄化槽の効率的かつ安全な運用を維持するために必要な投資であり、環境への影響を最小限に抑えるためにも重要です。

まとめ

この記事では、浄化槽の種類と役割、適切な選び方、メンテナンスの必要性、デメリット、さらには関連する費用について説明しました。

浄化槽は適切な選択と維持により、環境保全に大きく貢献することができます。


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