
「最近水道代が高いな」
「トイレで節水ってどうやるんだろう」
最近水道代が高い、節水に興味がある、という方の中にはこの様な悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
お風呂とかキッチンは自分で水の量を調整できるが、トイレはどうやって水の量を調節して節水できるのか疑問に思いますよね。
そこで今回は、トイレの従来の節水方法や節水グッズ、そして節水の裏技を詳しく解説していきます。
1日で1人あたりどのくらいトイレの水を流しているのか
まずはじめに、皆さんはトイレを1回流すごとに何リットル水を使用しているのかご存じでしょうか。
一般的なトイレでは「小」で流す時は約6リットル、「大」で流す時は約8リットルもの水が使用されています。
また、1人あたりの1日のトイレで使用する水の量は、多くて約80リットルにもなります。
これは、2リットルペットボトル40本分に相当します。
日本の浄水レベルは高く、直接飲むことができる水をトイレにこれだけの量を流してしまっているのはすごくもったいない気がします。
これから紹介する節水方法を実践し、節水を心掛けましょう。
裏技!トイレの節約方法6選!
現在の水洗トイレは、ひと昔前のトイレより節水効果があります。
しかし、私たちの工夫や努力次第でまだまだトイレは節水することができます。
そこで本項目では、トイレの従来の節水方法を以下の4つに分けてご紹介します。
トイレの節水方法
1,レバーの大小を使い分ける
2,何回も水を流さない
3,残り湯で流す
4,トイレのパーツを交換する
5,エコ洗剤を使用する
6,トイレの浮き玉調節
①レバーの大小を使い分ける
トイレの節水方法の1つ目は「レバーの大小を使いわけること」です。
トイレは大レバーで約8リットル、小レバーで6リットルもの水が使われています。
この2つの流し方で約2リットルの差があります。
トイレットペーパーを使わない場合は「小」で、使う場合は「大」で流すことを徹底して行うようにしましょう。
②何回も水を流さない
2つ目は「何回も水を流さないこと」です。
トイレでは、音や臭いが気になるため、何度も水を流してしまっている人がいるかもしれません。
人によっては何度も流してしまうことが、癖になってしまっていることがあります。
トイレで水を流すのは、可能な限り少ない回数にしましょう。
臭いが気になる方は消臭スプレーを使い、音が気になる方は消音グッズを使用して対策すると良いでしょう。
③残り湯で流す
3つ目は「残り湯で流すこと」です。
トイレのタンクにお風呂の残り湯を入れて流す方法があります。
多少手間はかかりますが、お風呂の残り湯がもったいないと感じている場合にオススメの節水方法です。
ただ、トイレの元栓を締めて行う方法のため、かなり節水に期待はできますが、タンク内の水がなくなってしまったら、入れ直す必要があるため手間と感じるかもしれません。
④トイレのパーツを交換する
4つ目は「トイレのパーツを交換すること」です。
トイレのタンク内のパーツが劣化し、チョロチョロと水が漏れている可能性があります。
その場合、長時間水が漏れていることになるので、かなり水の無駄になってしまいます。
お近くの水道修理業者に依頼して、修理してもらいましょう。
⑤エコな洗剤を使用する
5つ目は「エコ洗剤を使用すること」です。
トイレを清潔に保つために、大量の水を流す必要はありません。
エコ洗剤を活用することで、少ない水量でも十分な洗浄力を発揮できます。
環境の負荷を減らすだけではなく、水量を抑えた使用でも高い洗浄効果を得られるため、節水を意識した家庭にオススメです。
エコ洗剤のオススメ商品として、ブルーレットやスタンプタイプのスクラビングバブルがあります。
是非、ご家庭で使用してみてはいかがでしょうか。
⑥トイレの浮き玉調節
6つ目は「トイレの浮き玉調節」です。
トイレの給水タンクには、浮き玉と呼ばれる水を調節する玉状の部品があります。
給水タンクの水位が上がると浮き玉が浮き、下がると給水され、適切な水位で給水が止まる仕組みです。
浮き玉の位置を調節すれば、タンクに溜まる水の量を減らして節水できます。
ただ、水を減らしすぎると流れが悪くなり、変な音が鳴ってしまったり、正常に流れていかない場合があります。
適切に流れる位置に調節して、節水を心掛けましょう。
トイレタンクに設置する節水グッズを紹介
次に、トイレの節水に役立つ節水グッズを以下の3つについて、ご紹介します。
節水グッズ
1,ウォーターセーバー
2,水洗トイレ節水器ロスカット
3,ドルフィンセーブ
①ウォータセーバー
トイレタンクに設置する節水グッズの1つ目は「ウォーターセーバー」です。
トイレは、1度レバーを捻って流してしまうと、自動で流れてしまうので、水量の調節ができません。
しかし、ウォーターセーバーを使用すると、レバーを捻っている間だけ水が流れ、戻すとすぐに止まります。
通常で流される水の量に達する前に、レバーを戻せば、節水効果が期待できます。
②水洗トイレ節水器ロスカット
2つ目は「水洗トイレ節水器ロスカット」です。
トイレの水は、流れた後、しばらくはチョロチョロと水が流れ続けます。
このチョロチョロ流れるのをカットする働きがあるのが水洗トイレ節水器ロスカットです。
これを使用することにより、チョロチョロと流れるのがなくなり、節水が期待できます。
③ドルフィンセーブ
3つ目は「ドルフィンセーブ」です。
ドルフィンセーブは、トイレの便器に流れる水量を9段階調整できるようになるものです。
1回の使用で、約5リットル節水できるといわれていて、節水効果が十分期待できるグッズです。
ただ、ドルフィンセーブはTOTOのトイレ専用グッズとなっているため、購入する際は注意しましょう。
やってはいけない節水方法
次に、やってはいけない節水方法をご紹介します。
それは、トイレのタンク内にペットボトルを入れるという方法です。
ペットボトルを入れると、水位が上昇し、タンク内に溜める水の量が減少し、節水になることで有名に知られています。
なぜやってはいけないかというと、ペットボトルがタンク内の部品を破損させ正常に動作させなくする可能性が高いからです。
水位を上昇させ、タンク内に溜める水の量を減少させたいのであれば、タンク内の浮き玉の調節をすることが1番安全な方法です。
トイレで水を無駄にしないために意識する生活習慣
最後に、トイレで水を無駄にしないために意識する生活習慣として、ここまで説明してきたことを意識的に行うことが重要です。
また、トイレットペーパーを多く使用してしまうと、大量の水が必要になります。
適切な量を使用して流す様にしましょう。
他にも、トイレの汚れが酷くなってしまうと大量の洗剤や水を使用します。
日常的にこまめに掃除を行うことで、水の使用量を最小限に抑えることができます。
この様な、些細な習慣が節水に繋がります。
これらを意識して生活していきましょう。
節水を意識する生活をしよう
いかがでしたでしょうか。
今回は、トイレの節水方法や節水グッズをご紹介しました。
トイレの節水は、すぐに取り組むことができる簡単な方法がたくさんあります。
上記で紹介した裏技節水方法やグッズを活用し、無駄な水の使用を抑えることができます。
これらを実践し、水道の節約を心掛けて生活しましょう。