「トイレの節水での裏ワザを知りたい」
「トイレの節水でやってはいけないことを知っておきたい」
家庭の節水問題において、このような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
特にトイレは使用頻度が高く、意識せずに使用しているといつの間にか、水道代が高額になる場合も少なくありません。
そこで今回は、トイレの節水に効果的な裏ワザや、やってはいけないトイレの節水方法についてご紹介します。
本記事のポイント
・トイレの節水に効果的な裏ワザがわかる
・やってはいけないトイレの節水方法がわかる
また、熊本水道サービスでは、トイレなどの水まわりのトラブルから、水道の複雑な工事まで、幅広いサポートを行っています。
熊本県内で水まわりのトラブルに遭遇した方は、ぜひお気軽にお問い合わせください!
各家庭の水道代はどれくらいが目安?
家庭の水道代は、地域や家族の人数、日々の水の使い方によって大きく異なりますが、一般的な目安としては月に2,000円から5,000円程度です。
地域によって水道料金の体系が異なるため、都市部では使った量に応じて料金が上がる「段階式料金」が採用されることが多く、使用量が多いほど費用も増えます。
一方、地方では基本料金が比較的安く設定されていることもあります。
家庭での水の使い方を平均すると、1人あたり1日に約250リットルの水を使っているとされます。
これはお風呂、トイレ、料理、洗濯、飲み水などすべてを含めた量です。
水道代を抑えるためには、こうした使用状況を見直し、無駄な水の使い方を減らすことが効果的です。
特に、トイレは家庭内で多くの水を使う場所なので、節水対策を行う上で重要なポイントとなります。
家庭での水の使用割合
本項目では、家庭での水の使用割合についてご説明します。
家庭での水の使用割合
1, 風呂:40%
2, トイレ :21%
3, 炊事:18%
4, 洗濯:15%
5, 洗面、その他:6%
①風呂(40%)
家庭で最も多くの水を消費するのが風呂で、全体の約40%を占めています。
毎日お湯を張ったり、シャワーを長時間使用することが主な原因です。
特に湯船に水を貯める場合、多くの水を一度に使うため、消費量が大きくなります。
節水対策として、シャワーの使用時間を短くする、節水型のシャワーヘッドを使用する、風呂の残り湯を洗濯やトイレに再利用するなどの方法が効果的です。
②トイレ(21%)
トイレは、家庭内での水使用量の約21%を占めています。
トイレは1回の使用で約5〜10リットルの水を使うため、頻繁に使用するほど水道代が増える要因になります。
節水トイレに交換する、洗浄レバーを「大」と「小」に使い分ける、節水パーツを取り付けるなどの方法で、トイレの水使用量を減らすことが可能です。
③炊事(18%)
家庭内での水使用量の約18%は炊事に使われています。
料理中の洗い物や食材の洗浄、食器の片付け時に多くの水が必要となります。
食器をまとめて洗う、食洗機を利用する、流水を止めてこまめに洗うなどの節水習慣を身につけることで、炊事時の水使用を抑えることができます。
④洗濯(15%)
洗濯に使われる水は、家庭内の水使用量の約15%です。
洗濯機を頻繁に使う家庭では特にこの割合が高くなります。
満杯に洗濯する、節水型洗濯機を使用する、すすぎの回数を減らすなどの方法で、水の使用を効率的にコントロールできます。
また、風呂の残り湯を再利用することで、さらなる節水が可能です。
⑤洗面、その他(6%)
家庭内の水使用量の約6%は、洗面やその他の日常的な用途に使われています。
歯磨きや手洗い、掃除などで使われる水です。
ここでの節水対策としては、歯磨き時に水を流しっぱなしにしない、掃除にバケツを使用するなどの小さな習慣の見直しが重要です。
こうした小さな工夫も、長期的には大きな節水効果を生み出します。
トイレの節水に効果的な裏ワザ3選
次に、トイレの節水に効果的な裏ワザ3選についてご紹介します。
トイレの節水に効果的な裏ワザ3選
1, 大と小の洗浄を使い分ける
2, 二度流しはしない
3, 風呂の残り湯を再利用
①大と小の洗浄を使い分ける
トイレの節水に効果的な方法の一つが、洗浄レバーの「大」と「小」を適切に使い分けることです。
「大」は多くの水を使い、「小」は少量の水で流せるようになっているため、状況に応じて使い分けるだけで、無駄な水の消費を防ぐことができます。
特に「小」の洗浄で十分な場合は、積極的に利用することで、1日に何リットルもの水を節約することが可能です。
②二度流しはしない
トイレで一度の洗浄では物足りず、つい二度流しをしてしまうことがあるかもしれませんが、これは大きな水の無駄遣いです。
トイレ1回の洗浄で約5〜10リットルの水が流れるため、二度流しをすることで倍の水が必要になります。
詰まりや汚れが気になる場合は、定期的な掃除やトイレブラシの活用で対応し、できるだけ一度でしっかり流す習慣をつけましょう。
③風呂の残り湯を再利用
お風呂の残り湯をトイレに再利用するのも効果的な節水方法です。
バケツを使って風呂水をトイレに運び、手動で流すことで、新たな水の使用を減らせます。
お風呂の残り湯は一度で多くの水が確保できるため、トイレ用に再利用することで、かなりの節水効果が期待できます。
やってはいけないトイレの節水方法
節水を意識しすぎるあまり、トイレに関しては間違った方法を実践してしまうケースもあります。
代表的な失敗例として、流す水量を極端に減らしすぎることが挙げられます。
例えば、トイレタンクに大きな石や過剰な量のペットボトルを入れ、必要な水量を下回る状態にすると、十分に排泄物が流れずに詰まりの原因となることがあります。
また、頻繁にトイレを流さずに放置すると、便器内に汚れや臭いが溜まりやすく、衛生状態が悪化します。
これにより、後で高額な修理費用がかかる可能性が高まります。
さらに、洗剤や掃除用具の節約を目的に、水代わりに薬品や汚れ除去アイテムを多用することも問題です。
これらはトイレ内部のパイプやタンクの劣化を早め、最終的に設備の故障を招く恐れがあります。
正しい節水方法を実践することが大切です。
トイレの節水で注意したいこと
トイレの節水を行う際には、以下のポイントに注意する必要があります。
トイレの節水で注意したいこと
1, 適切な水量を維持する
2, 節水パーツの正しい使用とメンテナンス
①適切な水量を維持する
トイレの節水を行う際に、最も重要なのは適切な水量を維持することです。
水の流れが十分でないと、排泄物がしっかり流れず、詰まりや悪臭の原因になることがあります。
タンクにペットボトルを入れるなどで水量を過度に減らすと、トイレの性能が落ち、結果的に詰まりを解消するためにさらに水を使うという悪循環に陥りかねません。
節水を意識しすぎて基本的な機能が損なわれないよう、適切なバランスで水を使用することが大切です。
②節水パーツの正しい使用とメンテナンス
市販の節水パーツを導入する際には、製品の適合性や正しい設置が非常に重要です。
誤って取り付けるとトイレの機能が正常に働かず、故障のリスクを高めてしまいます。取り付ける際は必ず取扱説明書をよく確認し、正しい方法で行いましょう。
また、節水によって便器内に汚れがたまりやすくなるため、定期的な掃除も欠かせません。
節水を実践しつつ、トイレが常に清潔で快適に使えるように保つことが、長期的な効果を発揮するためのポイントです。
水まわりのトラブルは熊本水道サービスへ
いかがでしたでしょうか。
今回は、トイレの節水に効果的な裏ワザや、やってはいけないトイレの節水方法についてご紹介しました。
普段使用するトイレの節水は、日常生活に大きく影響するため、今日からすぐに実践し、必要があれば業者に修理や交換も検討しましょう。
水道業者に修理等を依頼する際は、水道工事や専門的な作業が伴う可能性があるため、豊富な知識や実績を持つ「水道局指定業者」を選ぶと良いでしょう。
また、熊本水道サービスも、水道局指定業者として熊本県内のエリアを対象にサービスを提供しているので、トラブルに遭遇した際にはぜひお気軽にお問い合わせください!