「シャワーと湯船はどれくらい水道の使用量が変わるのか」
「お風呂の節水について、効果的な節水方法ややってはいけないことを知りたい」
家庭のお風呂の節水について、このような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
お風呂の節水は、家庭での水道使用量に大きく関係する重要なポイントです。
そこで今回は、シャワーと湯船の使用量の差や効果的な節水方法についてご紹介します。
本記事のポイント
・シャワーと湯船の使用量の差がわかる
・効果的なお風呂の節水方法がわかる
また、熊本水道サービスでは、トイレなどの水まわりのトラブルから、水道の複雑な工事まで、幅広いサポートを行っています。
熊本県内で水まわりのトラブルに遭遇した方は、ぜひお気軽にお問い合わせください!
お風呂の水道代はどれくらいかかる?
お風呂の水道代は、家庭の水道料金の中でも大きな割合を占めることが多く、特に家族が多い家庭ではその影響が顕著です。
一般的に、1回の入浴で使用される水量は約150〜200リットル程度と言われています。
これを水道料金に換算すると、1リットルあたり約0.2〜0.3円ですので、1回の入浴で約30円〜60円程度の水道代がかかる計算になります。
この金額に加え、入浴頻度や家族全員が毎日入浴する場合の回数を考慮すると、月々の水道代はかなりの負担となります。
例えば、4人家族が毎日入浴すると、月間の水道使用量は18,000〜24,000リットルにも達し、水道代だけで5,400円〜7,200円程度かかる可能性があります。
シャワーと湯船の差はあるの?
一般的に、シャワーを使う場合、1分間で約10〜12リットルの水を使用します。
仮に5分間のシャワーを毎日浴びるとすると、1回あたり50〜60リットル、1か月で約1,500〜1,800リットルの水を使うことになります。
一方、湯船にお湯をためる場合、一度の入浴で約150〜200リットルの水を使用します。
これはシャワーの3倍以上に相当し、特に毎日湯船を使う習慣がある家庭では、年間を通じて相当量の水道代がかかることになります。
ただし、シャワーと湯船のどちらが節水になるかは、利用方法によって変わります。
例えば、シャワーを短時間で効率的に使用し、無駄な水の流しっぱなしを避けることで、水道代を大幅に抑えることができます。
また、湯船を家族全員で共有する場合や、風呂水を洗濯に再利用するなどの工夫をすれば、湯船を使うことが必ずしも不経済というわけではありません。
お風呂の節水方法5選
本項目では、お風呂の節水方法5選についてご紹介します。
お風呂の節水方法5選
1, 節水シャワーヘッド
2, 風呂水の再利用
3, シャワー時間の短縮
4, お湯の温度を下げる
5, 追い焚きを減らす
①節水シャワーヘッド
節水シャワーヘッドは、通常のシャワーヘッドに比べて水流を細かく分散させ、少ない水量で効率的に洗浄することができます。
一部の製品では、最大で50%の節水効果が期待でき、毎日使用するシャワーだからこそ、その効果は積み重ねると非常に大きなものとなります。
また、最新の節水シャワーヘッドには、ミスト状の水流を生み出し、肌触りが柔らかくなるものや、空気を含ませて水圧を維持する機能があるものもあります。
これにより、快適さを損なわずに節水が可能です。
②風呂水の再利用
入浴後の残り湯をそのまま捨ててしまうのは非常にもったいないことです。
洗濯や掃除など、他の用途に再利用することで、新たに水を使用することなく、日常の水使用量を大幅に削減できます。
特に洗濯は大量の水を消費するため、残り湯を利用することで節水効果が顕著に現れます。
さらに、掃除に使用すれば、床やトイレの洗浄などにも役立ちます。
③シャワー時間の短縮
シャワーを使う時間が長ければ長いほど、消費される水量も増加します。
例えば、シャワーを1分短縮するだけで、1日あたり約10〜12リットルの水を節約できる計算です。
これを1か月単位で考えると、数百リットルの水が節約できることになります。
家族全員がこの意識を持つことで、家庭全体の水道代が大幅に削減されます。
さらに、シャワー中にシャンプーや石鹸を使っている間は、水を止める習慣をつけることも効果的です。
④お湯の温度を下げる
高温のお湯を使用すると、その温度を下げるために冷水を混ぜる必要があり、結果的に多くの水を消費してしまいます。
適切な温度に設定することで、冷水を混ぜる必要がなくなり、節水が可能になります。
例えば、シャワーの温度を1〜2度下げるだけでも、水道とガスの両方の使用量を減らすことができ、経済的な節約にもつながります。
特に、冬場には暖かいお湯が必要ですが、必要以上に高温のお湯を使用しないように注意することで、水の使用量を抑えつつ、快適に入浴することができます。
⑤追い焚きを減らす
追い焚き機能は便利ですが、水道代やガス代の大きな負担になります。
できるだけ追い焚きを避けるためには、家族全員が続けて入浴する習慣をつけることが効果的です。
これにより、湯温が下がる前に全員が入浴でき、追い焚きの必要がなくなります。
また、入浴後すぐに蓋をして保温することで、湯温の低下を防ぎ、再加熱の回数を減らすことができます。
お風呂の節水でやってはいけないこと
お風呂で節水を心がけることは大切ですが、節水の方法を誤ると、かえって逆効果になったり、安全性が損なわれたりすることがあります。
本項目では、お風呂の節水でやってはいけないことについてご紹介します。
お風呂の節水でやってはいけないこと
1, お湯を極端に少なくする
2, 風呂水を長時間放置して再利用
①お湯を極端に少なくする
お湯を極端に少なくすることは避けるべきです。
特に冬場は、適切な量のお湯で体をしっかり温めることが非常に重要です。
お湯が少なすぎると、入浴中に体が十分に温まらず、冷えてしまうことがあります。
これにより、風邪をひいたり、免疫力が低下したりするリスクが高まります。
また、体が冷えていると感じた場合、結局は追加でお湯を足す必要が出てくるため、結果的に水の使用量が増えてしまい、節水効果が損なわれることになります。
②風呂水を長時間放置して再利用
次に、風呂水を長時間放置して再利用することも控えるべきです。
入浴後に残り湯を再利用すること自体は、節水の観点から見ても良い方法ですが、長時間放置したお湯は雑菌が繁殖しやすくなります。
浴槽内で数時間以上放置されたお湯は、温度が下がることで雑菌の増殖が加速し、衛生的に問題が生じる可能性があります。
これにより、肌に直接触れる水が汚染され、肌トラブルやアレルギー反応を引き起こすリスクがあります。
特に子どもや敏感肌の人がいる家庭では、この点に十分注意が必要です。
残り湯を使用する際には、できるだけ早めに使用し、風呂水を衛生的に保つ工夫が求められます。
水まわりのトラブルは熊本水道サービスへ
いかがでしたでしょうか。
今回は、シャワーと湯船の使用量の差や効果的な節水方法についてご紹介しました。
家庭内のお風呂での水道使用量は、日常生活に大きく影響するため、専門家のアドバイスを受けながら早いタイミングで対応することが重要となります。
水道業者に修理等を依頼する際は、水道工事や専門的な作業が伴う可能性があるため、豊富な知識や実績を持つ「水道局指定業者」を選ぶと良いでしょう。
また、熊本水道サービスも、水道局指定業者として熊本県内のエリアを対象にサービスを提供しているので、トラブルに遭遇した際にはぜひお気軽にお問い合わせください!