
一人暮らしを始めると、意外と気になるのが毎月の「水道代」です。
中でも、お風呂は水の使用量が多く、光熱費と並んで見直すべき支出の一つとして注目されています。
特にシャワー派か湯船派かによってもコストに差が生まれやすく、少し工夫するだけで節約効果が見込めるポイントです。
節水といっても、「我慢して生活を不便にする」といったことではなく、無理のない範囲で取り組む方法を選べば、快適さを損なうことなく水道代の節約が実現できます。
お風呂の入り方や設備の使い方を見直すだけでも、月々数百円〜数千円の違いになることもあるため、知っておいて損はありません。
今回は、一人暮らしの水道代の目安や湯船とシャワーのコスト比較、お風呂で簡単に実践できる節水術、そして注意点までをわかりやすく紹介します。
本記事のポイント
・一人暮らしの水道代の目安や湯船とシャワーのコスト比較がわかる
・お風呂で簡単に実践できる節水術、そして注意点までがわかる
固定費を見直したい方や節約初心者の方にも、すぐに取り入れられる内容となっています。
一人暮らしの水道代はどれくらい?
一人暮らしの平均的な水道代は、地域や生活スタイルにもよりますが、月額で2,000〜3,000円程度が相場とされています。
自治体によって料金体系が異なるため一概には言えませんが、水道料金の大半を占めるのが「お風呂」と「洗濯」による使用です。
特にお風呂に関しては、1回あたりの使用量が非常に大きく、湯船を張る場合は200リットル前後、シャワーなら1分で10〜12リットルほどの水が使われるとされています。
つまり、毎日長時間シャワーを使ったり、頻繁に湯船に浸かる生活をしていると、水道代が高くなるのは当然の結果です。
一人暮らしで無理なく水道代を節約するためには、まず自分の入浴習慣を把握することが第一歩です。
お風呂の入り方を少し工夫するだけで、水道代の大幅な見直しが可能になります。
日々の習慣を見直すことで、ストレスなく節水につなげることができるのです。
湯船とシャワーどちらがお得?
お風呂の節水を考えるうえでよく議論されるのが「湯船派とシャワー派、どちらが水道代が安いのか」という問題です。
一般的には、シャワーの方が水の使用量が少ないと言われていますが、使用時間によってはその差は意外と小さくなることもあります。
例えば、湯船を一度張るのに200リットル前後の水が必要ですが、10分間シャワーを使うだけでも120リットル前後の水が消費されます。
つまり、20分以上シャワーを浴びるなら、湯船を一度溜めてゆっくり入った方が水道代・ガス代ともに安くなる可能性もあるということです。
また、湯船にお湯を張った場合、そのお湯を翌日も再利用できたり、足し湯で対応したりと使い方によってコストを分散することもできます。
節約の観点からは「短時間のシャワー」が最も経済的ですが、湯船をうまく活用すればコスパの良い入浴も実現可能です。
結局は使い方次第ということが言えるでしょう。
お風呂の節水術5選
次に、お風呂の節水術5選についてご紹介します。
お風呂の節水術5選
1, シャワーはこまめに止める
2, 節水シャワーヘッドに交換する
3, 湯船の残り湯を再利用する
①シャワーはこまめに止める
シャワーを出しっぱなしにしている時間は、節水にとって最大の敵です。
身体を洗っている間やシャンプーをしている間など、必要ないときはこまめにシャワーを止めるだけで、大きな節水につながります。
1回の入浴で合計5分間シャワーを止めるだけでも、50リットル以上の節水になると言われています。
②節水シャワーヘッドに交換する
近年では、水の使用量を最大で半分にまで抑えられる節水型シャワーヘッドが多く販売されています。
取り付けも簡単で、1,000円〜3,000円程度で購入できるため、一人暮らしの節水アイテムとして非常におすすめです。
水圧を落とさずに水量を減らす設計になっている製品も多く、快適さを損なわずに節水できます。
③湯船の残り湯を再利用する
湯船に溜めたお湯を1回きりで捨てるのではなく、洗濯や掃除などに再利用することで、全体的な水道使用量を減らすことができます。
洗濯機にホースで汲み上げられるポンプも手軽に入手できるため、活用の幅は広がります。
ただし衛生面には注意が必要です。
④入浴時間を短くする
シャワーを浴びる時間を1〜2分短くするだけでも、1ヶ月で数百リットルの水を節約できます。
意識して時間を計る、音楽を1〜2曲分だけ流して入浴時間の目安にするなど、楽しみながら節水につなげる方法もあります。
⑤お風呂の温度を下げてお湯の減りを防ぐ
高温のお湯は冷めやすく、つい足し湯をしてしまいがちですが、あらかじめぬるめ(38〜40℃)に設定しておくことで湯温が安定しやすく、結果的に足し湯の頻度が減ります。
ガス代の節約にもつながるため、光熱費全体の削減にも効果的です。
お風呂の節水をする際の注意点
次に、お風呂の節水をする際の注意点についてご紹介します。
お風呂の節水をする際の注意点
1, 過度な節水で衛生面を損なわないようにする
2, 節水グッズの品質に注意する
3, 再利用時は衛生状態を確認する
①過度な節水で衛生面を損なわないようにする
節水を意識しすぎるあまり、シャワーの回数を極端に減らしたり、洗い残しが出るほど短時間で済ませてしまうと、身体の衛生状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
無理な節水ではなく、生活に支障をきたさない範囲で取り組むことが大切です。
②節水グッズの品質に注意する
安価な節水シャワーヘッドや水流制限器具の中には、水圧が極端に弱くなって使い勝手が悪くなる製品もあります。
安さだけで選ばず、口コミや評価を確認し、信頼できるメーカーの製品を選ぶことで、長く使える節水効果が期待できます。
③再利用時は衛生状態を確認する
湯船の残り湯を洗濯に使う場合は、なるべく当日中に使うようにし、においや濁りがないか確認することが重要です。
長時間放置すると菌が繁殖しやすく、衣類や洗濯機への影響も出てしまうことがあるため、再利用は衛生面に注意しながら行いましょう。
水まわりのトラブルは熊本水道サービスへ
お風呂での水の使い方を見直すことで、一人暮らしでも無理なく水道代を節約することが可能です。
湯船とシャワーのどちらが節水になるかは使用時間や頻度によって異なりますが、こまめなシャワーの停止や節水シャワーヘッドの導入など、日々のちょっとした工夫で大きな違いが生まれます。
また、節水を意識するあまりに不衛生になったり、快適さが損なわれたりしては本末転倒です。
無理なく続けられる方法を見つけることが、長期的な節約につながります。
自分の生活スタイルに合わせた節水術を取り入れ、快適でエコな一人暮らしを実現しましょう。
水道業者に修理等を依頼する際は、水道工事や専門的な作業が伴う可能性があるため、豊富な知識や実績を持つ「水道局指定業者」を選ぶと良いでしょう。
また、熊本水道サービスも、水道局指定業者として熊本県内のエリアを対象にサービスを提供しているので、トラブルに遭遇した際にはぜひお気軽にお問い合わせください!