
「水道メーターって家のどこにあるの?」
「水道メーターの役割とは?」
家庭の水道まわりについて、このような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
水道メーターは、水の使用量を正確に測定し、漏水やトラブルを早期に発見するために非常に重要な役割を果たしています。
しかし、水道メーターの場所や見方、止水バルブの操作方法について正確に理解している人は意外と少ないのではないでしょうか?
そこで今回は、水道メーターの役割や確認方法、メーターの読み方などについてご紹介します。
本記事のポイント
・水道メーターの役割がわかる
・水道メーターの確認方法やメーターの読み方がわかる
また、熊本水道サービスでは、トイレなどの水まわりのトラブルから、水道の複雑な工事まで、幅広いサポートを行っています。
熊本県内で水まわりのトラブルに遭遇した方は、ぜひお気軽にお問い合わせください!
水道メーターの役割とは?
水道メーターは、家庭や建物で使用される水の量を正確に測定し、水道料金を算出するための重要な装置です。
一般的に、水道メーターは建物ごとに設置され、水道管を通じて供給される水の流量を記録します。
この装置があることで、水道事業者は使用量に応じた料金を公平に請求でき、利用者も自身の使用状況を把握することができます。
また、水道メーターは漏水の早期発見にも役立ちます。
通常、水を使用していないのにメーターが動き続けている場合、どこかで水漏れが発生している可能性が高いためです。
さらに、水道メーターには「バルブ」と呼ばれる止水機能も備わっており、緊急時にはこれを閉めることで水の供給を一時的に止めることができます。
災害時や漏水が発生した際には、このバルブを適切に操作することで、二次被害を防ぐことができます。
このように、水道メーターは単なる「水量を測る機械」ではなく、水道インフラを効率的かつ安全に運用するために欠かせない設備なのです。
水道メーターの確認方法
水道メーターは、建物の種類や構造によって設置場所が異なりますが、基本的には水道管が建物に引き込まれる地点付近に配置されることが一般的です。
確認することで、水道料金の急激な増加原因を調査したり、漏水の兆候を早期に発見したりすることが可能です。
以下では、各建物の水道メーターの確認方法についてご紹介します。
水道メーターの確認方法
1, 戸建て
2, 集合住宅
3, ビル
①戸建て
戸建て住宅では、水道メーターは一般的に敷地内の地面に埋設されたボックスの中に設置されています。
特に、道路に面した玄関付近や庭先、駐車場の隅などに配置されていることが多いです。
メーターボックスは、金属製やプラスチック製の蓋がついており、「水道メーター」や「量水器」といった表示がされている場合もあります。
寒冷地では、屋内の床下や配管室に設置されていることもあるため、建物の設計図や管理会社からの情報を確認するのが良いでしょう。
水道メーターを確認することで、日々の水道使用量の管理や漏水の早期発見が可能になります。
定期的にチェックし、異常があれば早めに専門業者に相談することが重要です。
②集合住宅
マンションやアパートなどの集合住宅では、水道メーターは通常、各部屋ごとに設置されていることが多いです。
多くの場合、玄関付近のパイプスペース(PS)やメーターボックス内に配置されています。
建物によっては、各階の共用廊下にメーターボックスが並んでいることもあり、それぞれのメーターには部屋番号や住戸番号が記載されているため、自分の部屋のメーターを簡単に特定することができます。
一方で、古い建物では共用の一括メーターしか設置されていない場合もあります。
集合住宅に住んでいる場合、水道メーターの位置や確認方法は入居時に管理会社や大家からしっかりと説明を受けておくと安心です。
③ビル
オフィスビルや商業ビルでは、複数のテナントが水を使用するため、水道メーターは建物全体用とテナントごとに設置されることがあります。
一般的には、地下の配管室や各階の共用部分に配置されており、それぞれのメーターには識別番号やテナント名が記載されていることが多いです。
ビル全体の水道使用量を管理するための「親メーター」と、各テナントごとの「子メーター」がある場合もあり、親メーターで全体量を把握し、子メーターで各テナントの使用量を算出します。
管理者やビルメンテナンス業者が定期的に点検・管理することが一般的ですが、テナント側も定期的にメーターを確認し、水道料金や漏水トラブルに備えることが大切です。
水道メーターの読み方
水道メーターの読み方は、一見複雑に感じるかもしれませんが、基本的には非常にシンプルです。
メーターには大きな数字と小さな数字が表示されており、大きな数字は立方メートル単位(m³)で水の使用量を示します。
一方、小さな数字や赤い針はリットル単位で、細かな使用量を示します。
例えば、「00123」と表示されていれば、123立方メートルの水が使用されたことを意味します。
メーターを定期的にチェックすることで、急激な使用量の増加や異常な水漏れを早期に発見することができます。
また、水道メーターは検針時に業者が確認するため、透明な状態に保ち、蓋の周囲を清潔にしておくことも重要です。
水道メーターのバルブの閉め方
水道メーターに備え付けられた止水バルブは、緊急時や修理時に建物全体への水の供給を一時的に停止するための重要な役割を果たします。
ここでは、水道メーターのバルブの閉め方についてご紹介します。
水道メーターのバルブの閉め方
1, 止水バルブの位置の確認
2, 止水バルブの種類の確認
3, 正しい締め方
4, バルブを再び開ける際の注意点
①止水バルブの位置の確認
まずは水道メーターがどこに設置されているかを確認します。
一般的に、戸建て住宅では敷地内の道路に近い場所にあるメーターボックス内、集合住宅では玄関近くのパイプスペース(PS)内、ビルでは地下や共用部分に設置されていることが多いです。
止水バルブはメーターのすぐ隣に配置されており、多くの場合、金属製のハンドルやプラスチック製のレバーがついています。
②止水バルブの種類の確認
止水バルブには主に2種類あります。
・ハンドル型:丸いハンドルを時計回りに回して閉めます。
・レバー型:レバーを90度回転させることで水の供給を止めることができます。
操作方法はどちらもシンプルですが、長期間操作されていない場合は固着して動かないことがあります。
その場合は、無理に回さず、専門業者に依頼することが安全です。
③正しい閉め方
バルブを閉める際は、以下の手順を参考にしてください。
⑴ 時計回りにハンドルをゆっくり回す:急に力を入れるとバルブや配管が破損する可能性があります。
⑵ 完全に止まるまで回す:回り切ったことを確認し、水が完全に止まったことを蛇口で確認します。
⑶ バルブの状態を維持する:無理に締め付けすぎると、次回開ける際にハンドルが固くなることがあるため注意が必要です。
④バルブを再び開ける際の注意点
作業が完了したら、バルブをゆっくり反時計回りに回して水を再供給します。
この際、一気に開けると水圧の変化で配管が損傷することがあるため、少しずつ開けることがポイントです。
また、蛇口から出る水が茶色く濁っている場合は、しばらく水を流して不純物を除去しましょう。
水まわりのトラブルは熊本水道サービスへ
いかがでしたでしょうか。
今回は、水道メーターの役割や確認方法、メーターの読み方などについてご紹介しました。
普段あまり意識することのない水道メーターですが、いざという時にその知識があるかないかで、被害の大きさや対応の迅速さが大きく変わります。
定期的にメーターを確認し、止水バルブの操作に慣れておくことで、万が一のトラブルにも冷静に対処できるでしょう。
また水道業者に修理等を依頼する際は、水道工事や専門的な作業が伴う可能性があるため、豊富な知識や実績を持つ「水道局指定業者」を選ぶと良いでしょう。
また、熊本水道サービスも、水道局指定業者として熊本県内のエリアを対象にサービスを提供しているので、トラブルに遭遇した際にはぜひお気軽にお問い合わせください!