エコキュートは、省エネ性に優れた給湯設備として多くの家庭で導入されていますが、突然の故障は生活に大きな影響を与えます。
お湯が出ない、エラーが表示されるといった症状は、入浴や家事に直結するため、不安を感じる方も多いでしょう。
また、エコキュートは電気・機械・配管が複雑に組み合わさった設備のため、原因を正しく把握しないまま対応すると、かえって症状を悪化させてしまうこともあります。
この記事では、エコキュートの故障でよくある症状から原因、正しい対処方法、放置するリスク、修理と交換の判断基準までを専門的な視点で解説します。
エコキュートが故障したときによくある症状
エコキュートの故障は、ある日突然起こることが多く、日常生活に大きな支障をきたします。
まずは代表的な症状を知ることで、異常を早期に察知し、適切な対応につなげることが重要です。
エコキュートが故障したときによくある症状
・お湯が出ないまたは水しか出ない
・エラーコードが表示される
・異音や異臭がする
お湯が出ないまたは水しか出ない
蛇口をひねってもお湯が出ず、水しか出ない状態は、エコキュートの故障で最も多く見られる症状です。
ヒートポンプが正常に作動していない、貯湯タンク内のお湯が十分に沸き上がっていない、制御装置が誤作動しているなど、原因は多岐にわたります。
一時的に復旧することもありますが、同じ症状が何度も繰り返される場合は、内部部品の劣化や故障が進行している可能性が高いため注意が必要です。
エラーコードが表示される
エコキュートのリモコンにエラーコードが表示されるのは、本体が異常を検知しているサインです。
エラーコードには、給湯停止や安全装置の作動、センサー異常など、さまざまな意味があります。
内容を確認せずに電源の入れ直しだけを繰り返すと、根本的な原因を見逃してしまうことがあります。
エラーが出た場合は、取扱説明書やメーカー情報を確認し、内容を把握することが大切です。
異音や異臭がする
運転中に普段とは違う大きな音がしたり、焦げたような臭いがする場合は注意が必要です。
ヒートポンプ内部や電気系統で異常が起きている可能性があり、そのまま使用を続けると完全故障や安全上のトラブルにつながる恐れがあります。
異音や異臭は重大な故障の前兆であることが多いため、早めに運転を停止し、専門業者へ相談することが重要です。
エコキュートが故障する主な原因
エコキュートの故障は、ひとつの原因だけで起こるとは限りません。
複数の要因が重なってトラブルに発展するケースも多く、原因を正しく理解することが重要です。
エコキュートが故障する主な原因
1.ヒートポンプユニットの不具合
2.基板・センサーなど電気系統の故障
3.経年劣化や使用年数による寿命
①ヒートポンプユニットの不具合
ヒートポンプユニットは、外気の熱を利用してお湯を作るエコキュートの中核となる装置です。
この部分に不具合が生じると、十分な温度のお湯が作れなくなり、給湯機能が停止します。
屋外に設置されているため、雨風や気温差の影響を受けやすく、長年使用することで内部部品が劣化しやすい点も特徴です。
②基板・センサーなど電気系統の故障
エコキュートは多くの電子制御によって動作しており、基板や温度・圧力センサーの異常が原因で停止することがあります。
実際には問題がなくても、誤検知によって安全装置が働くケースも少なくありません。
電気系統のトラブルは外見から判断しにくく、専門的な点検が必要になることがほとんどです。
③経年劣化や使用年数による寿命
エコキュートの寿命は一般的に10〜15年程度とされています。
使用年数が長くなるにつれて部品の劣化が進み、故障の頻度が高くなります。
一部を修理しても別の箇所が次々に故障することもあるため、全体の状態を見て交換を検討する必要があります。
エコキュートが故障したときの対処方法
エコキュートに異常が起きた場合でも、慌てずに順を追って確認することで、改善するケースもあります。
原因を切り分けることで、修理が必要かどうかの判断もしやすくなります。
以下は自分で確認できる基本的な対処手順です。
エコキュートが故障したときの対処方法
1.リモコンのエラー内容を確認する
2.電源・ブレーカーを入れ直す
3.一時的な不具合か様子を見る
4.メーカーや専門業者に相談する
①リモコンのエラー内容を確認する
まずはリモコンに表示されているエラーコードを確認しましょう。
エラーコードは、どの部分に異常が発生しているのかを示す重要な手がかりです。
内容をメモしておくことで、メーカーや専門業者に相談する際も状況を正確に伝えられます。
コードによっては、使用を中止すべき重大な故障を示している場合もあるため、見逃さないことが大切です。
②電源・ブレーカーを入れ直す
一時的な誤作動であれば、電源やブレーカーを一度切り、数分後に入れ直すことで復旧することがあります。
雷や停電のあとにエラーが出る場合は、この操作で改善するケースも少なくありません。
ただし、何度もエラーが出る場合は根本的な原因が解消されていない可能性があります。
繰り返し電源操作を行うのは避け、次の確認へ進みましょう。
③一時的な不具合か様子を見る
気温の急激な変化や、一時的な使用負荷によってエラーが表示されることもあります。
再起動後に正常な運転が続くかを、数時間から半日ほど様子を見て確認しましょう。
問題なく使用できていれば、一時的な不具合だった可能性があります。
ただし、短期間で再発する場合は、内部部品の劣化や故障が疑われます。
④メーカーや専門業者に相談する
自分で確認しても改善しない場合は、無理に使用を続けず専門家へ相談しましょう。
エコキュートは構造が複雑なため、誤った対応が故障を悪化させることもあります。
早い段階で相談することで、軽度の修理で済む可能性も高くなります。
結果的に修理費用や交換コストを抑えることにもつながります。
エコキュートの故障を放置するとどうなる?
「まだ使えるから」「そのうち直るかもしれない」と故障を放置すると、症状が悪化し、より深刻なトラブルへ発展することがあります。
ここでは放置による代表的なリスクを確認しておきましょう。
エコキュートの故障を放置するとどうなる?
・完全にお湯が使えなくなるリスク
・修理費用が高額になる可能性
完全にお湯が使えなくなるリスク
初期段階の不具合でも、放置することで症状が徐々に進行します。
ある日突然、まったくお湯が出なくなるケースも少なくありません。
特に冬場は入浴や洗い物ができなくなり、生活への影響が大きくなります。
緊急対応が必要になる前に、早めの対処が重要です。
修理費用が高額になる可能性
軽度の故障であれば、部品交換のみで修理できる場合もあります。
しかし放置することで、関連する部品まで故障が広がることがあります。
その結果、本体交換が必要になり、費用が大きく膨らむケースもあります。
早期対応は、結果的に出費を抑えるための重要なポイントです。
修理と交換の判断基準・費用の目安
エコキュートが故障した際、多くの方が悩むのが修理か交換かという判断です。
使用年数や故障内容によって、最適な選択は異なるため、それぞれの目安を理解しておきましょう。
修理と交換の判断基準・費用の目安
・修理で対応できるケース
・交換が必要になるケース
修理で対応できるケース
使用年数が浅く、故障箇所が限定されている場合は修理で対応できる可能性があります。
センサーや基板の一部交換などで復旧するケースも少なくありません。
修理であれば、費用も比較的抑えられ、工期も短く済みます。
そのため、まずは修理可能かどうかを点検してもらうことが大切です。
交換が必要になるケース
使用から10年以上経過している場合は、複数箇所の劣化が進んでいる可能性があります。
一部を修理しても、別の部品がすぐに故障するケースも珍しくありません。
このような場合は、交換したほうが長期的に安心できる選択となります。
交換費用は機種や容量によって異なりますが、数十万円程度が目安です。
エコキュートの故障は熊本水道サービスへ
ここまで、エコキュートの故障でよくある症状や原因、対処方法、放置するリスク、修理と交換の判断基準について解説してきました。
要点を以下にまとめます。
・お湯が出ない、エラー表示は故障の重要なサイン
・原因はヒートポンプや電気系統、経年劣化など多岐にわたる
・放置すると完全停止や高額修理につながる
・状況によっては早めの交換が安心につながる
とはいえ、エコキュートは構造が複雑で、正確な原因特定には専門知識が欠かせません。
熊本水道サービスでは、エコキュートの点検・修理・交換まで一貫対応しています。
お湯が出ない、エラーが頻発するなどの症状でお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

