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2025.10.5

水漏れをテープで応急処置!正しい使い方と注意点を専門家が解説

水漏れをテープで応急処置!正しい使い方と注意点を専門家が解説

突然の水漏れは、家庭でもっとも焦るトラブルのひとつです。

水道管や蛇口のつなぎ目から水がポタポタ垂れてくると、放置すれば床や壁にまで被害が及ぶこともあります。

しかし、すぐに業者を呼べない場合でも、適切な「応急処置」を行うことで一時的に被害を食い止めることができます。

その代表的な方法が「水漏れテープ」を使った応急対応です。

テープといっても種類や使い方を誤ると、逆に被害が拡大することもあるため注意が必要です。

この記事では、水漏れ時に使えるテープの種類や正しい補修手順、使用時の注意点まで詳しく解説します。

水漏れの応急処置にテープは有効?

結論から言えば、水漏れテープはあくまで「一時的な応急処置」としては有効です。

水道管やホース、蛇口のつなぎ目など、軽度のひび割れや接続部からの漏れであれば、適切にテープを巻くことで水の噴き出しを抑えることができます。

ただし、テープでの補修は根本的な修理ではなく、耐久性も限られています。

強い水圧がかかる箇所や金属部分が腐食している場合は、テープでは止まりません。

また、貼り方を間違えると、わずかな隙間から水が浸入し、かえって被害を広げてしまうこともあります。

あくまで「修理業者が到着するまでの一時的な処置」として行い、できるだけ早く専門家に依頼することが大切です。

水漏れの応急処置に活用できるテープの種類

次に、水漏れの応急処置に活用できるテープの種類についてご紹介します。

水漏れの応急処置に活用できるテープの種類

  1. 自己融着テープ
  2. 防水補修テープ
  3. 水道用ラップテープ
  4. 仮補修テープ

①自己融着テープ

自己融着テープは、ゴム状の素材が自らくっつき合う特性を持つ補修用テープです。

接着剤を使わずに密着するため、水漏れ箇所に巻き付けるだけで防水性を発揮します。

特にパイプの継ぎ目やひび割れ部分に強く密着するため、家庭の軽度な水漏れには最適です。

耐熱性・耐圧性も高く、屋内外問わず使えるのが特徴です。

②防水補修テープ

防水補修テープは、粘着力が非常に強く、表面に防水層が施されているタイプです。

雨漏りや水槽、ホースの水漏れなど幅広い用途に対応します。

貼るだけで簡単に使える反面、剥がす際に糊残りが発生することもあるため、あくまで一時的な処置として使用するのが望ましいです。

③水道用ラップテープ

水道用ラップテープは、テープ同士が密着する構造で、管の形状に合わせて柔軟にフィットするのが特徴です。

素材が柔らかく、巻き付けるだけで水漏れを軽減できます。

見た目が透明なものも多く、仮補修した箇所を確認しやすい点もメリットです。

④仮補修テープ

仮補修テープは、主に緊急時の応急処置を目的に設計された補修材です。

粘着性よりも強度を重視しており、短時間で貼れる手軽さが魅力です。

ただし、あくまで「仮」なので、長期間の使用には向きません。

特に水道管内部の圧力が強い場合は、数時間程度しか持たないこともあります。

水まわりの水漏れをテープで補修する方法

水漏れをテープで補修する際は、道具と手順を正しく理解して行うことが大切です。

以下では、必要な道具と手順を順に解説します。

必要な道具

準備するものは、以下の通りです。

  • 水漏れテープ(自己融着タイプがおすすめ)
  • タオル
  • カッター
  • 乾いた布

水が流れている状態ではテープが密着しないため、補修前にしっかりと水を止めることが最初のポイントになります。

手順① 水を止める

まずは元栓を閉めて水の流れを完全に止めます。

水が流れたままだとテープが定着せず、かえって漏れが悪化する原因になります。

蛇口や給水管の根元から漏れている場合も、必ず止水を行ってから作業を始めましょう。

手順② 漏れている箇所を拭き取る

水分や油分が残っているとテープの密着力が低下します。

乾いた布でしっかりと水気を拭き取り、清潔な状態にしておきましょう。

濡れたまま貼ってしまうと、すぐに剥がれてしまうことがあります。

手順③ テープをしっかりと巻き付ける

漏れの中心部分からやや外側にかけて、少し引っ張りながら重ねるように巻いていきます。

テープの重なりを半分程度ずつずらすことで、隙間を作らず均一に密着させることができます。

特に自己融着テープの場合は、巻き終わりを指で押さえて数秒ほど固定し、しっかりと接着させるのがポイントです。

手順④ 水を流して確認する

テープを貼り終えたら、元栓をゆっくり開けて水を流し、漏れが止まっているか確認します。

もし水が滲み出てくるようであれば、テープの巻きが甘いか、貼る範囲が狭い可能性があります。

その場合は、一度剥がして巻き直すか、二重に補強して対応しましょう。

水漏れの応急処置にテープを使用する際の注意点

最後に、水漏れの応急処置にテープを使用する際の注意点についてご紹介します。

水漏れの応急処置にテープを使用する際の注意点

  • 長期使用は避ける
  • 水圧の高い箇所は専門業者へ依頼する

①長期使用は避ける

テープによる補修は、あくまで応急処置にすぎません。

数日~数週間の間に再び漏れ出すことが多く、長期的な使用は推奨できません。

特に金属製の配管は内部で腐食が進んでいることもあるため、テープで覆ってしまうと問題の発見が遅れるリスクがあります。

②水圧の高い箇所は専門業者へ依頼する

高水圧がかかる給水管や壁内配管の漏れをテープで補修するのは危険です。

短時間で再び水が噴き出すことがあり、家財や床を濡らしてしまう恐れがあります。

水道メーター以降の配管トラブルは、自己修理では対応しきれないことが多いため、専門の水道業者に依頼するのが安全です。

水漏れのトラブルなら熊本水道サービスへ

ここまで、水漏れテープを使った応急処置の方法についてご紹介してきました。

要点を以下にまとめます。

  • 水漏れテープは、あくまで一時的な応急処置として有効
  • 自己融着テープや防水補修テープなど、用途に合った種類を選ぶことが重要
  • 水を止め、しっかり乾かしてから密着させることで効果を最大化できる
  • 高水圧箇所や長期利用は避け、早めに業者へ修理を依頼するのが安全

これらのポイントを押さえることで、突然の水漏れにも落ち着いて対処でき、被害を最小限に抑えることができます。

とはいえ、テープでの補修はあくまで応急的な対応です。

数日後に再発することも多く、内部の劣化や破損が進行している場合は、すぐに専門家の点検が必要です。

熊本水道サービスでは、蛇口・給水管の水漏れ修理から、漏水箇所の特定や部品交換まで幅広く対応しています。

「水漏れをテープで止めたけどまた漏れてきた」「応急処置では不安」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。