「蛇口からポタポタ水が漏れて止まらないけど、どうすればいいの？」
「夜中に水漏れが起きて業者に連絡できず、不安で眠れなかった…」
このような台所の蛇口まわりの水漏れトラブルに悩む方は少なくありません。
水漏れは突然発生しやすく、放置すると水道代の無駄だけでなく、床材の腐食やカビなど住宅への悪影響にもつながります。
この記事では、台所の蛇口から水漏れしたときの応急処置の方法をはじめ、主な原因、自分で修理する手順、そして業者に依頼すべきタイミングまでを解説します。
台所の蛇口が水漏れしたときの応急処置
水漏れが起きた際は、まず慌てずに応急処置を行うことが大切です。
ここでは、被害を最小限に抑えるためにすぐに実践できる2つの対処方法をご紹介します。
台所の蛇口が水漏れしたときの応急処置
- 止水栓や元栓を閉めて水を止める
- タオルやビニールで漏れを一時的に受け止める
①止水栓や元栓を閉めて水を止める
水漏れを確認したら、まず最初に行うべきは水を止めることです。
台所のシンク下にある止水栓を閉めることで、蛇口からの水の供給を止められます。
止水栓が見つからない場合は、家全体の元栓を閉めることで一時的に対処可能です。
止水ができれば、被害の拡大を防ぎつつ落ち着いて対応できます。
万が一止水栓が固くて回らない場合は、無理に動かさず専門業者に相談しましょう。
②タオルやビニールで漏れを一時的に受け止める
止水ができるまでの間や、完全に止水できない場合は、漏れ出る水をタオルやビニール袋などで受け止めておくと床が濡れるのを防げます。
蛇口の根元や接続部に布を巻き、漏れた水が飛び散らないようにするだけでも、周囲の被害を抑えられます。
床には吸水性の高いタオルや雑巾を敷いておくと安心です。
この段階で漏れの様子を写真に撮っておくと、後で修理業者に相談する際にも役立ちます。
台所の蛇口の水漏れの原因
水漏れを根本的に解決するには、まず原因を正確に突き止めることが重要です。
ここでは、台所の蛇口でよくある4つの原因について解説します。
台所の蛇口の水漏れの原因
- パッキンの劣化や摩耗
- ナットや接続部のゆるみ
- カートリッジの故障
- 蛇口本体のひび割れや経年劣化
①パッキンの劣化や摩耗
蛇口内部には、水を止める役割を果たすゴム製のパッキンが使われています。
長期間使用することで、このパッキンが劣化・硬化し、密閉性が失われて水が漏れる原因となります。
特に「ハンドルをしっかり閉めてもポタポタと水が落ちる」という症状が見られる場合は、パッキンの劣化を疑いましょう。
比較的簡単に交換できるため、自力での対応もしやすい箇所です。
②ナットや接続部のゆるみ
蛇口の根元やパイプの接続部分にはナットで固定されている部位があります。
これらが長年の使用や振動によって緩んでくると、水がすき間から漏れ出すことがあります。
水漏れの発生箇所が目に見える接続部である場合は、ナットを締め直すことで改善するケースもあります。
ただし、強く締めすぎると部品を破損させる恐れがあるため注意が必要です。
③カートリッジの故障
シングルレバー式の蛇口に使われている「カートリッジ」は、水量や温度を調整する重要な部品です。
カートリッジが破損したり、内部にゴミが詰まったりすると、水の止まりが悪くなったり漏れが生じたりします。
症状としては、レバーを完全に下げても水が止まらない、異音がするなどが挙げられます。
カートリッジの交換には蛇口の型番に合った部品が必要となるため、事前の確認が欠かせません。
④蛇口本体のひび割れや経年劣化
蛇口自体が古くなっていたり、外部から強い衝撃を受けたりすると、本体にひびが入ったり小さな穴が開いたりすることがあります。
このような破損は外観からでは分かりにくいこともあり、水漏れの原因に気づきにくい点が厄介です。
金属の腐食や素材の劣化による漏水は、パーツ交換では対処できないことも多く、蛇口全体の交換が必要になるケースもあります。
台所の蛇口の水漏れを自分で修理する手順
軽度な水漏れであれば、正しい手順を踏むことで自分で修理することも可能です。
ここでは、初心者でも実践できる基本的な修理手順を5つに分けて解説します。
台所の蛇口の水漏れを自分で修理する手順
- 止水栓を閉めて作業環境を整える
- 蛇口の型番と必要な部品を確認する
- ハンドルやナットを分解する
- パッキンやカートリッジを交換する
- 組み立て直して水漏れが止まったか確認する
①止水栓を閉めて作業環境を整える
修理作業を始める前に、台所のシンク下にある止水栓を必ず閉めましょう。
止水しないまま作業を行うと、水が噴き出して思わぬトラブルになる可能性があります。
また、作業スペースを広く確保し、工具や交換部品をあらかじめ手元にそろえておくとスムーズに進められます。
タオルやバケツを用意しておくと、作業中の水のこぼれにも対応できます。
②蛇口の型番と必要な部品を確認する
修理に使う部品は、蛇口の型番に合ったものを選ぶ必要があります。
メーカーや型番は蛇口本体に刻印されていることが多いため、スマートフォンで写真を撮るなどして控えておきましょう。
特にパッキンやカートリッジはサイズや形状が異なるため、適合するものを選ばないと正しく取り付けできません。
ホームセンターや通販で購入する際も型番確認が重要です。
③ハンドルやナットを分解する
止水後、蛇口のハンドルやナット部分を順番に取り外していきます。
プラスドライバーやモンキーレンチなどの工具を使用し、部品を壊さないよう慎重に作業しましょう。
部品を外す順番や構造は蛇口のタイプによって異なるため、取り外し前に構造を写真に残しておくと、再組み立ての際に役立ちます。
④パッキンやカートリッジを交換する
劣化したパッキンやカートリッジを取り外し、新しい部品に交換します。
パッキンはゴム製のため硬化や変形していることが多く、交換によって漏れが改善するケースが多いです。
カートリッジは複雑な構造のものもあるため、メーカーの取扱説明書などを参考にしながら作業を進めましょう。
正しい部品を使用して、しっかりはめ込むことがポイントです。
⑤組み立て直して水漏れが止まったか確認する
すべての部品を元通りに組み立てたら、止水栓を開けて通水し、水漏れが解消されているかを確認します。
このとき、水を少量流しながら接続部や蛇口本体をチェックし、水がにじんでいないか入念に見ておきましょう。
もし漏れが続く場合は、部品の取り付け不備や適合ミスが考えられます。
異常が見つからないまま水漏れが続く場合は、無理をせず業者に依頼しましょう。
台所の蛇口の水漏れでお困りの方は熊本水道サービスにご相談を！
蛇口の水漏れは放置するほど被害が広がるおそれがあり、早めの対応がカギとなります。
この記事では、自分でできる応急処置や修理手順、そして業者に依頼すべき判断ポイントまでをご紹介しました。
- 水漏れの原因によって対処法は異なる
- 軽度なトラブルは自分でも対応可能
- 再発や老朽化の場合は業者への依頼が安心
熊本水道サービスでは、台所の蛇口をはじめとする水まわりのトラブルに迅速・丁寧に対応しています。
突然の水漏れでお困りの際は、ぜひお気軽にご相談ください。
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