「洗濯機の排水が遅くて、脱水までに時間がかかる…」
「排水口から嫌な臭いがして、洗面所全体が不快…」
このようなトラブルに悩むご家庭は少なくありません。
洗濯機の排水口やホースは、髪の毛・糸くず・洗剤カスなどが溜まりやすく、詰まりやすい箇所のひとつです。
放置すれば悪臭や水漏れを引き起こし、床材や洗濯機本体にまで影響が及ぶ可能性もあります。
この記事では、洗濯機の排水のつまりを放置した場合のリスクをはじめ、原因、判断基準、自分でできる解消法、予防策、そして業者に依頼すべきケースまでを解説します。
洗濯機の排水口の汚れやつまりを放置するとどうなる?
排水口のつまりを放置すると、日常生活に大きな支障をきたす恐れがあります。
ここでは、放置によって起こる2つの代表的なトラブルを紹介します。
洗濯機の排水口の汚れやつまりを放置するとどうなる?
- 悪臭やカビの発生につながる
- 排水が逆流し、床や洗濯機本体を傷める
①悪臭やカビの発生につながる
排水口にたまった糸くずや髪の毛、洗剤のカスが腐敗すると、強い悪臭を放つようになります。
湿気の多い洗濯機まわりはカビが発生しやすく、繁殖したカビが洗濯物に付着することもあります。
嫌なニオイが衣類に残る原因にもなり、洗濯そのものの効果が損なわれてしまいます。
②排水が逆流し、床や洗濯機本体を傷める
つまりが悪化すると、排水が行き場を失い洗濯機から逆流する可能性があります。
水が床に漏れ出すと、フローリングや床下にダメージを与えるだけでなく、最悪の場合は階下への水漏れ事故に発展することもあります。
また、逆流した水が洗濯機本体に入り込むと、故障や感電の原因にもなります。
洗濯機の排水のつまりの原因
排水のつまりは、日々の使用で少しずつ汚れや異物が蓄積されて発生します。
ここでは、つまりの主な原因を3つ紹介します。
洗濯機の排水のつまりの原因
- 髪の毛や糸くずの蓄積
- 洗剤カスや皮脂汚れの固着
- 排水ホースや排水トラップの劣化・変形
①髪の毛や糸くずの蓄積
洗濯のたびに出る髪の毛や衣類の糸くずは、排水口のフィルターや奥のパイプにたまりやすいです。
これらが絡み合ってかたまりになると、水の流れをせき止める原因になります。
放置するとつまりが進行し、悪臭や水漏れのリスクも高まります。
②洗剤カスや皮脂汚れの固着
洗剤や柔軟剤の使用量が多すぎると、排水口に洗剤カスが残りやすくなります。
さらに衣類から出る皮脂汚れと混ざることで、ぬめりのある汚れとなり、パイプ内に固着します。
この汚れが蓄積されると、水の通り道が狭くなり、つまりの原因になります。
③排水ホースや排水トラップの劣化・変形
長年使用していると、排水ホースや排水トラップが劣化して、内部に汚れがたまりやすくなります。
変形によって水の流れが不自然になり、詰まりが発生しやすい構造になることもあります。
特に古い機種や、設置から年数が経っている場合は注意が必要です。
洗濯機の排水のつまりは自分で直せる?
つまりの程度によっては、自分で対処できるケースもあります。
ただし、無理な処置はトラブルを悪化させる原因にもなります。
ここでは、業者に頼るべきかどうかを判断するための3つの視点を紹介します。
洗濯機の排水のつまりは自分で直せる?
- 軽度なつまりは家庭用の掃除で解消できる
- 見えない場所の詰まりや逆流は注意が必要
- 判断がつかない場合は早めに業者へ相談を
①軽度なつまりは家庭用の掃除で解消できる
髪の毛や糸くずなど、目視で確認できる程度の汚れが原因であれば、排水口の掃除やホースの洗浄だけでスムーズに水が流れるようになることがあります。
市販のパイプクリーナーを使うのも有効ですが、使用前に洗濯機の説明書を確認することが大切です。
②見えない場所の詰まりや逆流は注意が必要
排水トラップの奥や床下の配管で詰まりが発生している場合、自分では原因の特定が難しくなります。
水が逆流してきたり、洗濯機周辺に水たまりができる場合は、無理な対応をせず、被害の拡大を防ぐ行動が必要です。
③判断がつかない場合は早めに業者へ相談を
自分で掃除してもつまりが解消しない、またはどこが原因か分からないという場合は、専門業者に点検を依頼するのが安全です。
見えない部分の詰まりや配管の異常は、放置することで状況が悪化するリスクがあります。
早期に相談することで被害を最小限に抑えられます。
洗濯機の排水のつまりを自分で解消する方法
軽度なつまりであれば、自宅にある道具や市販品を使って解消できるケースもあります。
ここでは、家庭で試せる4つの方法をご紹介します。
洗濯機の排水のつまりを自分で解消する方法
- 排水口まわりのゴミや髪の毛を取り除く
- 排水ホースの詰まりをチェック・清掃する
- 排水トラップや排水管を確認・掃除する
- 重曹とクエン酸を使った自然派クリーニング
①排水口まわりのゴミや髪の毛を取り除く
まずは排水口のカバーを外し、内部に溜まったゴミや髪の毛を手やピンセットなどで取り除きます。
汚れが蓄積していると、水の流れが悪くなりつまりの原因になります。
定期的な掃除で詰まりを未然に防ぐことができます。
②排水ホースの詰まりをチェック・清掃する
ホースの中に汚れや異物が詰まっていないかを確認します。
取り外して中を水で流し、細長いブラシなどで内部の汚れを掻き出すと効果的です。
ホースが潰れていたり、折れ曲がっている場合も、水の流れを妨げる原因になります。
③排水トラップや排水管を確認・掃除する
排水トラップやその奥の排水管にも汚れがたまりやすく、悪臭やつまりを引き起こします。
専用のパイプクリーナーやワイヤーブラシなどを使って奥まで清掃すると、流れが改善されることがあります。
水漏れを防ぐため、元に戻す際はしっかりと接続してください。
④重曹とクエン酸を使った自然派クリーニング
環境にやさしい方法として、重曹とクエン酸を使ったクリーニングもおすすめです。
排水口に重曹をふりかけた後、クエン酸を溶かしたお湯を注ぐと、発泡作用で汚れを浮かせて除去できます。
排水の流れが軽度に悪い場合に効果が期待できます。
洗濯機の排水のつまりの対応策
つまりを解消するだけでなく、再発を防ぐための日常的な対策も重要です。
ここでは、排水トラブルの予防に効果的な対応策を3つ紹介します。
洗濯機の排水のつまりの対応策
- 日常的にフィルターを清掃する
- 定期的に排水口まわりをチェックする
- 洗剤や柔軟剤の使用量を見直す
①日常的にフィルターを清掃する
洗濯機には糸くずやゴミを集めるフィルターがついています。
このフィルターが詰まっていると排水が滞り、つまりの原因になります。
使用のたびに確認し、週に1〜2回程度のペースで水洗いしておくと、トラブルを未然に防げます。
②定期的に排水口まわりをチェックする
洗濯機の排水口は、ホコリや髪の毛が溜まりやすい場所です。
月に一度は排水カバーを外し、汚れがないか確認しましょう。
目に見えるゴミはピンセットや使い捨て手袋で取り除き、市販の洗浄剤で定期的にケアするのも効果的です。
③洗剤や柔軟剤の使用量を見直す
洗剤や柔軟剤を多く使いすぎると、洗濯時に溶けきらず残留し、排水管の内部に蓄積する原因になります。
使用量は洗濯物の量に合わせて調整し、表示されている適量を守るよう心がけましょう。
節約にもつながります。
洗濯機の排水つまりを解消したい場合は業者への依頼も検討を
自分での掃除や対処では解決できない場合は、専門業者に依頼するのが安心です。
ここでは、業者に依頼する前に確認しておきたい3つのポイントを紹介します。
洗濯機の排水つまりを解消したい場合は業者への依頼も検討を
- 対応範囲や料金を事前に確認する
- 24時間対応や緊急対応の有無をチェック
①対応範囲や料金を事前に確認する
依頼前には、対応してもらえる作業内容や料金体系をしっかり確認しましょう。
作業範囲によっては、別途費用がかかるケースもあります。
見積もりを事前に出してもらうことで、追加費用のトラブルを防ぐことができます。
24時間対応や緊急対応の有無をチェック
排水のつまりは突然発生することが多く、特に夜間や休日に困るケースもあります。
急なトラブルに備えるなら、24時間対応や緊急対応が可能な業者を選んでおくと安心です。
問い合わせ対応のスピードも、信頼性を見極めるポイントになります。
洗濯機の排水のつまりでお悩みの方は熊本水道サービスへご相談を!
洗濯機の排水つまりは、放置すると悪臭や床の水漏れ、機器の故障につながることもあります。
この記事では、つまりの原因から自分で解消する方法、業者に依頼すべき判断ポイントを解説しました。
- 髪の毛や洗剤カスなどがつまりの主な原因になる
- 軽度なつまりは自力で解消できることもある
- 不安な場合は信頼できる業者への相談が安心
熊本水道サービスは、排水つまりにも迅速かつ確実に対応いたします。
水回りのトラブルは、どうぞ安心して私たちにお任せください。

